クラシック音楽を楽しむための情報を集めたポータルサイト。クラシック音楽基礎知識。クラシック音楽の楽器。クラシック音楽最新ニュース。クラシック音楽演奏家リンク。コンサートの楽しみ方等々。
クラシック音楽情報
 TOP>クラシック音楽の楽器>ヴァイオリン
クラシック音楽の豆知識
コンサートの楽しみ方
オーケストラを聴こう
クラシック音楽の楽器
クラシック音楽の仕事

クラシック音楽用語集

クラシック演奏家リンク
クラシック関連リンク
クラシック音楽の楽器 ヴァイオリン

1人で学べる 初心者のためのバイオリン入門 【DVD付】




オーケストラの楽器 ヴァイオリン

ヴァイオリンは16世紀の初頭に発明され、最初はダンスや歌の伴奏に使われるような民衆の楽器でしたが、その優雅な音色が認められて宮廷のオーケストラに多く取り入れられました。それからは殆ど現在に至るまで大きな変化がありません。

たったの500g程度しかない、鍵盤もフレットもないごく簡単な構造の木箱に弦を張っただけの楽器で、手に取ると、その軽さと単純な構造に驚くことでしょう。弓は弾力のある湾曲した木製の棒(スティック)に、馬の尾の毛が平たく張ってあり、この毛に松脂を塗って摩擦を強くし、これで弦の上をこすって音を出します。

その音色は人間の声にとても近いと言われ、人の耳にもっともなじみやすく、長時間聴いても飽きない音を持っています。ごく小さい音から大きい音まで、音の強弱が自由自在で、早いパッセージも得意、音域も4オクターブ以上で広く、長く音を続けることもでき、また美しいビブラートも自由自在に表現できる、たいへん優秀な楽器です。

弦楽器の中でもヴァイオリンはもっとも明るく華やかな音色を持っており、オーケストラでも主要なメロディを奏でることが多く、オーケストラの中心的な役割を担います。合奏では第一ヴァイオリン、第二ヴァイオリンがありますが、楽器そのものは同じものです。第一ヴァイオリンは主に高音部を担当し、第二ヴァイオリンはヴィオラとともに内声部を担当します。

ヴァイオリンには通常の大きさ(4/4)の他に、子供向けにサイズを小さくしたヴァイオリンも作られています。これらを分数楽器といいますが、種類は、1/16サイズから始まり、1/10、1/8、1/4、1/2、3/4、7/8サイズまで全部で7種類あります。(但し、これらの縮尺は飽くまでも便宜上のことで、実際の縮尺ではありません。)

おもしろいのは、高品質なヴァイオリンは、年月を重ねるほどその性能や価値が上がってくるのが特徴です。ストラディヴァリウスなどの名器がなぜ素晴らしい音を出すのかと言うと、元々の製作精度の高さと経年変化による恩恵が大きいとされていますが、これらの音の違いがどうして生み出されるのかは、未だはっきりしない点が多い。




  ヴァイオリンの名曲


ベートーヴェン:ロマンス 2番へ長調 作品50

ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調「スプリング」

ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調

J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番シャコンヌ

ヴィヴァルディ:四季

モーツァルト:ディヴェルティメント第17番より第3楽章「メヌエット」 K.334

モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク

メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調

チャイコフスキー:アンダンテ・カンタービレ

チャイコフスキー:弦楽セレナーデ

サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン

クライスラー:「愛の喜び」、「愛の悲しみ」

マスネ:タイスの瞑想曲




ヴァイオリンの値段 : 1万〜3億円

一番安い量産品だと、1万円台からあります。アマチュアの多くは、10万〜数十万クラスの楽器を持っているようです。オーケストラプレーヤーやアンサンブルで演奏活動をしているプロの持っている楽器は、100万 〜1000万を越えるくらいまでが普通のようです。優秀なアマチュア奏者でも、このクラスの楽器ならば持っている人がたくさんいます。

500万円を越えると楽器は数も少なくなり、かなり良いものが多くなります。一方で100万位の楽器でも、気に入る要素を持っているものに出会えることが少なくありません。超一流の演奏家が使う楽器、例えばストラディヴァリウスやグァルネリなどは、「価格」はありません。必要な人が気に入って買うのですから、1億であろうと2億であろうとその時の時価になります。その次のクラスでも、イタリアのガダニーニなど数千万で取り引きされる楽器が多くあります。そして、このクラスのヴァイオリンになると買った値段から下がることはめったにありません。

ヴァイオリンの弓の値段

ヴァイオリンの弓は楽器同様に非常に重要な要素で、別売りでおよそ本体の1/3くらいの値段のものが使われます。ヴァイオリンとほぼ同様に、フランスやイギリスのオールドの中には、1000万を越える額で取り引きされるものもあります。プロが持つものは、やはり100万単位のものが主流です。アマチュアの多くは、10万〜数十万クラスの弓を持っているようです。一番安い量産品だと、一万円台からあるようです。弓の値段を決める要素もヴァイオリンとほぼ同じです。








クラシック音楽情報 We love classic
 メールはこちらからサイトマップもっと知りたいクラシックザ・オーケストラ管理人のことリンク
Copyright (C) 2007 All Rights Reserved