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 審査員の楽しみと苦しみ

 コンクールの規模によって出場者数は違いますが、特に参加者の多いコンクールの第一次予選の審査は、楽しみと苦痛しみの両方がやってきます。数日間、朝早くから夜遅くまで、何度かの休憩をはさんで審査をすることになりますが、楽しみといえば食事と休憩時間だけ・・・。特に午後の審査は押し寄せる眠けとの戦い・・・。出だしから30秒も聴けば評価は判るので、あとは終わるのを待つだけ・・・。
しかし、コンクールに参加者の将来が託されていると思うと手を抜くことは許されませんよ。本選を楽しみにして頑張って下さい。


 ピアノ伴奏者

 コンクールではたいてい、本番前に演奏順を決める抽選会があります。普通は抽選箱に入った札を引いて決めます。そこでの注意。同じ伴奏者(ほとんどはピアノ伴奏)が何人もの伴奏を頼まれていることがよくあります。その場合、抽選で順番が隣り合わせになったりすると、練習時間や待ち時間が重なることになり両者に不利が生じます。「それは本人たちの問題でしょう」と済ませてしまうのは簡単ですが、事前に予想されることですから予め調整していかなければなりません。特に同じ大学からの参加者が多数いる場合はかなりの確率で重なってしまいますので・・・。
伴奏者は事前にわかっているのですから、何か方法はないのかな・・・。


 一番奏者について

抽選で一番を引いた人はガックリ。なぜ一番初めに弾くのが嫌なのか。それは自分の前にはだれもいないのだから・・・。最初は点数も辛いのでは(心理的に、後に優秀な奏者がいるかも・・・)。会場ではお客さんが座った直後でモゾモゾして落ち着かないし・・・。会場係りもどこか動きがぎこちないし・・・。ただでさえ緊張するのに、そういう雰囲気の中で先陣を切らなければならないからです。
もし一番くじを引いてしまったら、これも運命と思って、すぐに気持ちを切り替えてください。一番でも最後でも結局は実力ですから。


 審査は厳正に

 審査員のお弟子さんがコンクールの参加者の中にいることはままあります。というか、自分が審査員になっているコンクールにはお弟子さんを率先して参加させるようです。こういった場合、審査が不公平にならないようにしなければなりません。例えば、「ブラインド審査」というのがあります。これはステージと審査員の間に仕切り(カーテンが多い)をして演奏者が見えないようにして審査を行います。(でも自分のお弟子さんは分かるようですが)また、自分のお弟子さんに高い点をつけたりして不公平にならないように、点数の上下カット(最高点と最低点をカットして合計)をしたりします。

また、ピアノ伴奏者の譜めくりについては演奏者に同伴してもらいます。主催者が用意するところもありますが、譜めくりがうまくいかず演奏に影響したという前例もあり、これも公平にするためにはしかたありません。また、参加者の演奏前の準備時間、リハーサル時間等についても全員が同じ条件で行えるように常に配慮します。
よく言われる審査員の裏取引や不正なんかありませんよ。どのコンクールも厳正な審査を行っています。と信じています。





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