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 コンクールの年齢制限


 ほとんどのコンクールには参加者の年令制限があります。コンクールによって多少の違いはありますが、一般的には18歳くらいから35歳くらいまでがほとんどです。ではどうして年齢制限があるのでしょうか。

 それは、コンクールの目的が新人発掘にあります。コンクールではプロとして通用する素質があるかどうか、演奏レヴェルがどのくらいまでに達しているかを総合的に判断し入賞者を選びます。そしてコンクール入賞後も引き続き研鑽を積み精進していくことを前提にしています。そのためにできるだけ早い時期にその逸材を発掘していく必要があります。

 また、楽器のジャンルによって年齢制限も多少異なってきます。ピアノやヴァイオリンなど小さな頃から英才教育が必須で、中学、高校までである程度のレヴェルに達していないと、大学に入ってもそれ以上に伸びるのが難しいといわれる楽器では。上限が25歳くらいまでになっています。

 金管楽器、木管楽器、打楽器などは中学、高校から始める人が多く、大学に入ってから本格的に精進するため上限も30歳くらいまでになっています。そして、楽器としての声が完成、成熟するのが遅い声楽では30歳〜35歳くらいまで。指揮者コンクールはもっと遅く50歳くらいまでチャレンジができます。また、作曲のように体力的、技術的なハンデがあまりないジャンルでは、年齢制限なしとされているコンクールが多いようです。素晴らしい作品を書ければ何歳でもいいということでしょうか。

 では、下の年齢はどうでしょう。下の年齢の18歳はコンクールで優秀な成績を収めてすぐにでもプロとして活動できる年齢というのがその目安のようです。それ以下の年齢では別に「ジュニアコンクール」として分けて行うのが一般的です。

 では年齢を過ぎてしまった人はどうしたらよいのでしょうか。コンクールはプロになるきっかけの一つに過ぎないともいえますから、コンクールを受けなくても本当に優れた魅力的な能力を持っている人なら、音楽マネージャーやレコード会社がほったらかしにはしません。実力があればコンクールにはこだわる必要がないともいえます。

 なお、コンクールの中には、年齢制限を設けていないコンクール(イタリア)もあります。そういったコンクールでは、小学生の天才児と高齢者が同じ土俵で競うことにもなります。その場合は年齢順かある年齢層ごとに審査するそうですが・・・。







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