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コンクールに優勝すると将来を約束される?


 コンクールは世界中でいくつぐらいあるのでしょうか。ジャンルはさまざまですが、、日本だけでも約230ものコンクールがあります。イタリアにはそれ以上、世界各国では何千、何万というコンクールがあります。その中でも、入賞者がマスコミに掲載されたりして、話題になるコンクールはそんなに数多くはありません。逆にいうと、外国ならまだしも日本国内で行われているコンクールで入賞者の名前でさえマスコミに載らない・・・。こういったコンクールがたくさんあるということです。

 ある程度実績があるコンクールでも「優勝」というのは、「これからプロでやっていける能力がありますよ」という「お墨付き」がもらえた程度のことで、経歴や肩書きにはなりますが、その後の演奏活動の保証まではしてくれません。

 コンクールのときは参加者だけがライバルですが、プロともなると、すでに実績も名声も得ている実力者たちと同じ土俵で勝負しなければなりません。かなり有名なコンクールの優勝者や上位入賞者でさえ、コンクール後は名前も聞かなくなってしまう人も多くいます。コンクールでは優勝した後が大切です。プロとして人を感動させるような演奏が常に出来るのかどうかの真価が問われるのはその後のことです。

 それでは、将来を約束されるコンクールとはどんなものがあるのでしょうか。海外には超難関といわれる伝統的なコンクールがいくつかあります。今では日本人もそのほとんどのコンクールで優勝者がいますが、これらのコンクールに優勝すると即、世界中から注目され、プロとしての将来が嘱望されます。

 例えば、ピアノのショパン国際ピアノコンクール(ポーランド、ピアノ)、チャイコフスキー国際コンクール(ロシア、ピアノ、声楽、他)、エリザベート王妃国際音楽コンクール(ベルギー、ピアノ、ヴァイオリン、声楽、作曲)、パガニーニ国際コンクール(イタリア、ヴァイオリン)、ロン=ティボー国際コンクール(フランス、ピアノ、ヴァイオリン)、ミュンヘン国際音楽コンクール(ドイツ、ピアノ、声楽、管楽器、他)、ジュネーヴ国際音楽コンクール(スイス、ピアノ、弦楽器、管楽器、声楽、他)・・・。

 これらのコンクールに優勝すると、賞金以外にさまざまな特典があります(演奏会が約束される。オーケストラとの共演が約束される。等々)。また有力な音楽事務所からマネージメントの申し出があったり、レコード会社からの録音依頼が来たり、テレビやラジオの出演を頼まれることもあります。
 このようなコンクールへの参加者にはすでにプロとして演奏活動を行っている人が数多くいることもあり、レベルが非常に高く、優勝者だけでなく入賞者にも注目が集まることもしばしばです。中でも4年に1度しか開催されないショパン国際ピアノコンクール(ポーランド)はその最たるもので、国をあげての一大イベントになっています。





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