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オーケストラのチューニング


 オーケストラの演奏会では、指揮者が登場する前に「ぴー」という音が始まりますが、これは楽器のチューニングをしているところです。楽器のチューニングは楽屋で済ませてはいますが、照明などがかなり強いステージ上での温度や湿度の変化の影響を受けやすい楽器のピッチの微調整をするために行っているものです。

 チューニングは初めにオーボエが“ラ”(A)の音を出し、初めに管楽器が合わせます。つづけてコンサートマスターが音を取り、弦楽器が合わせていきます。なぜ、オーボエの音に合わせるかというと、その昔はオーボエという楽器はピッチの定まりにくい楽器で、まわりの楽器にあわせてもらっていたそうです。(現在では、オーボエはもっともピッチが安定している楽器としてその役割を与えられていますが・・・)また、木管楽器のリーダー的な役割をするオーボエの音色が、よくひびいて、みんなに聞こえやすいからということもあるようです。

 ではなぜ「ラ」の音で合わせるのかということですが、今から2600年ほど前、古代ギリシャで当時使われていた弦楽器に張られていた弦の中で、一番低い音の弦を「A」と名付けました。それが今の音でいう「ラ」だったようです。現在のヴァイオリンなどの弦楽器も“ラ”(A)の音は開放弦(何も抑えないで出る音)で出せるため調弦がしやすくなっています。

 この“ラ”の音は440ヘルツ(Hz)の周波数になります。この440ヘルツですが、1939年に国際標準ピッチと決まり、放送・音楽に関連する音はすべてこのピッチが基準になっています。しかし、このピッチはオーケストラによって少しずつ異なります。日本で多いのは442ヘルツ、アメリカでは440ヘルツ、ヨーロッパなどでは440〜444と幅があるようです。ピッチが上がると少し華やかに聴こえるというようなこともあり、時代とともにすこしずつ変わってきているようです。



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