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オーケストラの演奏のこと


ホルン・パートの秘密



 オーケストラの管楽器群の中でもホルンは常にペア(偶数人)で奏者がいることはクラシックファンなら常識ですね。たとえば2管編成なら4人、3管編成ではたいてい4人、3管編成でも弦楽器が多いときは6人といった感じです。常にペアで奏者がいるのは、もともとホルンは2本1組が基本で、4本というより2本のペアが2組いると考えるとわかりやすいでしょう。

 それはホルンという楽器が、狩猟の道具として使われていたという歴史的な背景があります。2頭の馬に乗って両側から吹き鳴らしたことから、ホルンは2本でペアを組むようになったといわれています。そして、バルブがついていなかった時代には曲の転調に対応したり、お互い出ない音を補うために、違う管の長さのホルンをつかうペアを2組ならべることが習慣化したことから、今日のように4本で演奏するのが基本になったようです。

 また、意外と知られていないのは、4パートの音の構成でしょう。通常、管楽器の場合は基本的に1番奏者が高い音を吹いて2番、3番と低くなっていくのですが、ホルンは2番奏者よりも3番奏者の方が高いパートを担当していることが多くあります。先ほどのようにホルンは2本1組ですので、第1、第3番が高い音を吹き(高音吹きとも呼ばれる)、第2、第4番が低い音を吹きます(低音吹きと呼ばれる)。ですので、第1奏者、第3奏者、第2奏者、第4奏者の順で音域が下がっていくことが多く、第3奏者は第1奏者とユニゾンをとることが多いことからソロを吹くこともしばしばあります。

 ブラームスやサンサーンスなどの曲には1番奏者より高音を演奏するような場合もあります。また作曲者によりさまざまな形態があり、チャイコフスキーでは1、3パート、2、4パートで同じ音を吹いているときも多く、逆にブラームスなどは1、2パート、3、4パートが別々に吹いたりすることもあります。



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