ゲネラルプローべを略して「ゲネプロ」と通称呼ばれます。その語源ですが、日本だけで使われている和製のドイツ語です。ドイツ語のGeneral(総合という意味)とProbe(稽古の意味)を足して、「総合的な稽古」という意味で付けられているようです。
ゲネプロは本番の前に行う本番同様の通しリハーサルのことです。オーケストラの場合はプログラムすべてを通す場合と、一部を割愛して行う場合がありますが、いずれも指揮者の意向と指示に沿って進行します。 またオペラやミュージカルなどの舞台の場合は、舞台装置や衣裳、音響、照明などさまざまなスタッフが総合的に最終チェックを行うリハーサルでもあり、割愛されることなくすべて本番同様に進行します。ゲネプロはリハーサルといっても本番同様の最終チェックの場ですので、出演者も緊張して行われます。