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クラシック音楽の楽器 トロンボーン

トロンボーンで吹きたい超定番曲あつめました。[保存版](カラオケCD2枚付)




オーケストラの楽器 トロンボーン


トロンボーンは15世紀頃に生まれた楽器です。古くは低音への音域の拡張を期待される楽器だった。人間の声と合わせても非常によく溶け合い、美しいハーモニーを奏でるその音色ゆえに教会音楽では合唱の伴奏楽器として使われていた。19世紀にはオーケストラに欠かせない楽器として定着するようになった。

構造はとてもシンプルで、U字型の二つの管をS字型に組み合わせた形をしていて、一方のスライド式になっている管をのばしたり、縮めたりして音程をかえ演奏します。ギターのフレットにあたるような特別な目印はないため、奏者はベルの位置などを目安にして、自分の感覚でポジションを定めて音程をきめます。

スライド式は初心者にとって、始めは正しい音程での演奏は難しいが、熟練すれば音程が正確にとれること、楽器の構造がシンプルであることから、トロンボーンによるハーモニーは非常に美しく、人間の声ともよく溶け合います。スライドを操作するという構造上の理由から、早いパッセージは苦手ですが、プロとなるとチェロやバイオリンなみの曲をこなす人もいます。例としてはモンティ作曲「チャルダッシュ」やリムスキー=コルサコフの「くまんばちの飛行」などの技巧曲に挑戦したCDも出ています。




トロンボーンの名曲

ウィルソン:76本のトロンボーン
リムスキー=コルサコフ:トロンボーンと吹奏楽のための協奏曲
吉松隆:トロンボーン協奏曲「オリオンマシーン」
ラヴェル:ボレロ
ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」より“ワルキューレの騎行”



トロンボーンの同属楽器

トロンボーンの同属楽器にはソプラノ、アルト、テナー、テナーバス、バス、コントラバストロンボーンがありますが、現在頻繁に使われるのはテナー、テナーバス、バストロンボーンです。トロンボーンとは一般的にテナーとテナーバストロンボーンを指します。

ソプラノトロンボーン

テナートロンボーンよりも1オクターブ高いB♭管の楽器です。管の長さがB♭管のトランペットと同じで、トロンボーンというよりはスライド式のトランペットといった趣があります。音色もトランペットよりマウスピースやベルが大きいぶん、より太く暖かい音がします。
なお、さらにテナートロンボーンより2オクターブ高いB♭管の楽器に、ピッコロトロンボーンというのもありますが、ソプラノトロンボーンとともに、非常に珍しい楽器で現代ではあまり使われていません。

アルトトロンボーン

テナートロンボーンより一回り小さく、テナートロンボーン4度高いE♭管で、ソプラノトロンボーンとテナートロンボーンの中間に位置する楽器です。音色もテナートロンボーンに比較してやや明るく軽やかです。稀にソロ楽器としても使用されますが、あまり使われていません。

テナートロンボーン

一般にトロンボーンというとテナートロンボーンを指します。調はB♭です。管の内径(ボア)によって、細管・中細管・太管の3種類に分けられ、細管はジャズプレイヤーに、中細管・太管はオーケストラや吹奏楽プレイヤーに多く使用されます。音域的には男性の声に最も近いといわれます。

テナーバストロンボーン

テナートロンボーンにF管を付けて、ロータリーヴァルヴで切り換え、低音域での演奏を可能にすると同時に、スライド操作の動きを少なく出来るように楽器です。これにより、低音域の音を無理に腕を伸ばし、遠くのポジショニングをする必要がなくなり、より早いパッセージを吹きやすくなります。このためオーケストラや吹奏楽プレイヤーに多く使用されています。

バストロンボーン

テナーバストロンボーンよりさらに太いボアと大きなベルを持った楽器。F管の他にもう1つ管を付けたダブルロータリーのバストロンボーンが主流です。トロンボーンパートの最も低音部を担当し、そのパート全体を支える役目を果たす重要な楽器です。オーケストラや吹奏楽、ジャズなどジャンルを問わず使用されます。

コントラバストロンボーン

コントラバストロンボーンは、テナートロンボーンのさらに1オクターブ下の音域の楽器です。R.ワーグナーの管弦楽に用いるために特別に作られたということですが、現在では、テューバがそれにかわり稀にしか使われません。



トロンボーンの値段 :7万〜70万

トロンボーンの価格は材質と仕上げ、作りによって左右されます。値段はテナーバスの初心者用モデルで7万円位からあります。テナーバストロンボーンやバストロンボーンが10万円位から、テナートロンボーンは20万円位、テナーバストロンボーンで20万円〜30万円、バストロンボーンは30万円位になるとかなり多くのモデルがあります。ドイツのハンドメイドのメーカーのものはこれよりも大分高価になり70万円位します。

トロンボーンやトランペットなどの金管楽器のほとんどは銅と亜鉛の合金(真鍮、ブラス)で作られていますが、その割合によってイエローブラス、ゴールドブラス、レッドブラスがあります。この順に銅の比率は多くなり、値段が高くなります。同じように仕上げもラッカー仕上げ、銀メッキ仕上げ、金メッキ仕上げの順で値段は高くなり、材質と仕上げの組み合わせで音色や吹き心地も変わってきます。










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