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カスタネット  ウッドブロック   木魚  
テンプルブロック  シンバル(クラッシュ・シンバル)
ウインド・チャイム  トライアングル  鐘(チューブラベル) 
そりの鈴(スレイベル)  タムタム(銅鑼)  タンバリン(タンブリン)




カスタネット
  

カスタネットの語源はギリシャ語で「栗」を表す「カスタネア」という単語です。ギリシャでは栗の木で作っていたからとも、形が栗の実に似ているからとも言われています。手のひらにおさまるくらいの丸い貝型の木片を2枚合わせて、これを打ち合わせることによって音を出す楽器です。

教育用楽器として、また幼児のおもちゃとしてよく見られる赤色と青色の板をゴムひもでくくったものはミハルスといいます。またより演奏を簡便にし、速いリズムが演奏できるように、カスタネットに柄を付け2枚の木片の間にさらに台板を置き、この台板に柄を付けて、振って音を出す柄付きカスタネットや、木片を1枚としこれを共鳴胴に取り付け、指やばちで交互に叩くことにより、速いリズムの演奏を可能とする、コンサートカスタネットがあります。


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ウッドブロック

硬質の木を、共鳴を生かせるように箱形や筒形にくり抜いて、組み合わせた打楽器です。木魚を楽器として発展させたものとされています。四角い箱形のものと、丸い筒状のものがあり、丸い筒状のものには2個まっすぐにつないだ形のものもあります。

スティックまたはマレットで叩き、叩くと乾いた澄んだ音が出ます。時計の音の効果にも使われます。ルロイ・アンダーソンの「シンコペーテドクロック」で使われているので知られています。


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木魚
 

木魚は仏具の一種です。読経をするときに打ち鳴らすことでリズムを整えます。禅宗や天台宗、浄土宗などで用いられます。普通は小さな座布団状の台の上に置かれ、先端を布で巻いたバチで叩くと、「ぽくぽく」という感じの音が鳴ります。大きさは直径6cm程度から1m近いものまであり、鈴のような形をしている。

近代ではジャズやクラシック音楽にも取り入れられ、テンプル・ブロック、チャイニーズ・ブロックともよばれ、2個から5個を一組に使用する場合が多い。 高音で堅く鋭い音色のウッド・ブロックに比べると、木魚は柔らかく響きもふくよかである。


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テンプル・ブロック

木魚の一種です。従来は木魚と同様の形状でしたが、現代では長方形のものも使用されています。現代音楽においてはオーケストラで一般的に用いられています。音色はウッドブロックに似ていますが、よりくぐもった音であり、音階を感じる事ができます。

打楽器として単独で使用される場合は、サイズの異なる木質の四角い箱型を4つないし、5つを音階順に並べてマレットで叩いて音を出します。演奏では専用のスタンドにつけられたものが用いられる事が多い。


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シンバル(クラッシュ・シンバル)


オーケストラで使用するシンバルは、同じ形のシンバルを2枚対向させて打ち合わせ演奏するもので「クラッシュ・シンバル」(合わせシンバルとかハンドシンバルとも呼ばれている)と呼ばれています。非常に小さな音から一打でオーケストラ全体をも制するほどの大きな音まで出すことができる表現力があります。

有名なドヴォルザークの「新世界交響曲」には、最終楽章にたった1ヶ所のみメゾフォルテでシンバルが出てきます。この「新世界」の一発を演奏するために、演奏旅行に行った奏者が、緊張のあまりか、寝ていたのか、叩かないで帰ってきたという有名な逸話もあります。


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ウインド・チャイム

ウインド・チャイムは日本語に訳すと「風鈴」です。打楽器の一種でツリーチャイム、バーチャイムとも呼ばれます。金属の棒が、長さの順につるされており、短い方から長い方へ、又は長い方から短い方へ、擦るようにグリッサンドします。

主に劇などで場面が変わる所や、流れ星が流れるような場面で使われ、風鈴のような涼やかな音が流れます。演奏では専用のスタンドにつけて用いられます。


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トライアングル

トライアングルは三角形に曲げられた金属の棒でできた打楽器です。「トライアングル」とは英語で三角形のことで、その形状からこの名がついています。自由に振動できるように、開いていない角にひもを付けて吊し、金属の棒のビーター(ばち)で打ちます。

小さなトライアングルは繊細で澄んだ音色、大きなトライアングルは力強い音色で音量も大きくなります。音律は持っていません。18世紀以降、多くの作曲家がオーケストラ曲の中でこの楽器を使用しています。


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鐘(チューブラベル)

チューブラーベルは、教会の鐘の音を再現する場合に、コンサートで演奏しやすいように、ひとつひとつの鐘を管状(チューブラー)にして、ピアノの鍵盤の順番に並べて吊した楽器です。音域は中央ハから上に1オクターブ半ほどです。

管は長いもので150cmを超え、楽器としてスタンドにセットされた状態では180cm前後の高さになります。立って演奏しチューブラーベル専用のハンマーで打鍵します。「NHKのど自慢の鐘」がチューブラーベルですと言うと知っている人も多いと思います。


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そりの鈴(スレイベル)

そりの鈴(すず)は、演奏用に使う鈴で、棒や皮、ひもなどに直径1〜2cm程の金属の鈴を、少ないものは5〜6個、多いものは24個程を取り付け、それを振って音を出す楽器です。クリスマスソングなどで聞かれる「シャンシャンシャン」というその音は、たくさんの鈴のやわらかい澄んだ音によって聴く人の心を和ませます。

そりの鈴が使われた曲では、エルガーの「威風堂々」や、モーツァルトの「ドイツ舞曲6番」、またルロイ・アンダーソンの「そり滑り」などが有名です。


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タムタム (銅鑼)

タムタムは、銅鑼(どら)の一種で、クラシック音楽の管弦楽などで用いる凸形の中国系の銅鑼です。銅鑼にはしばしば楽器の裏などに模様として漢字が書かれています。形は金属製の円盤で、縁が直角に短く裏へ折られています。これを枠に吊るしてばちで打ち鳴らします。

はっきりした音程はありませんが、一定の音程に調律するものもあり、近年では小さめの銅鑼を並べて音程を表現する方法もあります。また、インドネシアのガムランなどに用いる銅鑼はゴングと呼ばれます。


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タンバリン(タンブリン)
   

タンバリンは、胴に小さなシンバルを付けた浅い小型の太鼓です。音を出すことが簡単にできるため、教育用楽器として用いられています。タンバリンの種類には、響き線を付けたもの、鈴を付けたもの、皮のないものなどがあります。

カラオケボックスやライブ会場などで使用される皮の付いていないものはモンキータンバリンと言い、おもに振って演奏する時や鈴の音を聞かせたい時に使います。また、皮が張ってあるものは、パーン!と勢い良く打ったり、粒の揃ったロールやロールのクレッシェンドをしたい時に使います。



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