クラシック音楽を楽しむための情報を集めたポータルサイト。クラシック音楽基礎知識。クラシック音楽の楽器。クラシック音楽最新ニュース。クラシック音楽演奏家リンク。コンサートの楽しみ方等々。
クラシック音楽情報
 TOP世界のプロオーケストラワールド・オーケストラ・フォア・ピース
クラシック音楽の豆知識
コンサートの楽しみ方
オーケストラを聴こう
クラシック音楽の楽器
クラシック音楽の仕事

クラシック音楽用語集

クラシック演奏家リンク
クラシック関連リンク

世界のプロオーケストラ


ワールド・オーケストラ・フォア・ピース
World Orchestra for Peace


2013.2現在
設立年 1995年

指揮者

ヴァレリー・ゲルギエフ(1997年〜) 
Valery Abisalovich Gergiev


ヴァレリー・
ゲルギエフ

1953年、モスクワでオセット人の両親の家庭に生まれる。その後、北オセチア共和国の首都オルジョニキゼ(現在のウラジカフカス)に移り、オルジョニキゼ音楽学校を卒業後、レニングラード音楽院(現サンクトペテルブルク音楽院)でイリヤ・ムーシンに師事し、指揮法を学ぶ。同院在学中にカラヤン指揮者コンクール2位、全ソ指揮者コンクール1位の栄誉に輝く。1977年レニングラード音楽院を卒業し、テミルカーノフの助手としてキーロフ劇場(現在のマリインスキー劇場)の指揮者となる。1988年キーロフ劇場芸術監督に就任する。35歳の若さで、しかもソ連崩壊の混乱期に遭遇し、ゲルギエフの劇場経営は困難を極めたが、国際的な支援を得て、ロシアの古典オペラに新たな演出法を導入した。また、多くの新人歌手(アンナ・ネトレプコなど)を発掘することにも成功し、マリインスキー劇場を世界的な地位へと引き上げた。1996年には総裁に就任し、劇場の総責任者としての重責を担っている。1990年にはロンドン公演、1992年にはニューヨーク公演を実現し、国際的な指揮者としても活躍を続けている。日本には、マリインスキー劇場及びマリインスキー劇場管弦楽団を率いてしばしば来演しているほか、日本のオーケストラにはNHK交響楽団(2002年、2009年NHK音楽祭にて)、東京交響楽団(1984年の日本デビュー時、2007年)へ客演している。

2007年よりロンドン交響楽団の首席指揮者に就任。就任時より公演活動においてはプロコフィエフの楽曲に力を入れる一方、LSO LIVEレーベルではマーラーの交響曲第6番を皮切りに、順次マーラーの交響曲録音を行っている。


楽団紹介

「音楽が持つ、平和の使節としての特別な力」を再確認すべく、1995年にサー・ゲオルク・ショルティによって創設されたワールド・オーケストラ・フォア・ピース(WOP)の活動は、音楽を通して、あらゆる調和と共存を表現している。

創設のきっかけとなったのは、1992年にチャールズ皇太子とダイアナ妃の主催で開かれたショルティ80歳記念演奏会である。このとき、謝辞の中でショルティは次のように述べた。

「先ほどから、ある一つの思いが脳裏を離れません。私たち音楽家はヨーロッパを――そして世界を――ひとつに結びつけることができる。なんと素晴らしいことでしょう。同じことを、政治家もできないはずはないと思うのです」

この考えに賛同する世界40カ国あまりの81人の音楽家たちが、1995年ジュネーブに集ったのである。

WOPは世界各地のオーケストラに所属する演奏家(それぞれの所属楽団ではコンサート・マスターやセクション・リーダーを務める者も多い)によって構成されており、平和を訴えたり、復興を記念する行事があるときのみ結成される。

WOPの現場はユニークである。世界各地の演奏者に招集をかけることひとつをとっても、大変な調整を要する。どんなに優秀なプレーヤーであっても自らの地位に固執することは許されず、シーティング・ポジションやセクション・リーダーは演奏作品によって入れ替わる。世界のさまざまなオーケストラに所属する演奏者で構成されるため、それぞれが普段演奏しているピッチも異なり、チューニングが難しいこともある。

団員たちは金銭的な報酬は受け取らないが、そこに息づく精神に賛同し、その体験に意義を見出し、声がかかれば世界各地から集まってくる。

現在の団員は35カ国70のオーケストラに所属する総勢91名から構成されている(2010年8月現在)。なお、1997年9月にショルティが急逝して以降、ショルティがかねてから後継者としてこのオーケストラを託したいと願っていたヴァレリー・ゲルギエフが中心となり、オーケストラの活動を行なっている。


公式HP





クラシック音楽情報 We love classic
 メールはこちらからサイトマップもっと知りたいクラシックザ・オーケストラ管理人のことリンク
Copyright (C) 2007 All Rights Reserved