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採譜屋さん


採譜(さいふ)とは、音楽の演奏を耳で聞いてそれを楽譜に起こすことです。そして「採譜屋さん」とはそれを仕事にしている人です。演奏したいのに、譜面がない時があります。出版されていなかったり、製造中止になったり。そんなときは自分で譜面を作るしかありませんが、採譜屋さんに依頼すると必要に応じてパート譜や、バンド譜等を作ってくれます。

 採譜屋さんは、依頼者から持ち込まれる、さまざまな音源をもとに、原曲に極めて忠実な楽譜をオーダーメイドで作成致します。採譜はCDプレーヤーやMDプレーヤーなどで音楽を鳴らしヘッドフォンで聞き取りながら採譜しますが、最近ではコンピュータ用の採譜支援ツールもいくつかあります。代表的なものは、Transcribe!ですが、これはサウンド・データを加工して、音程を変えずにスピードを変えたり、スピードを変えずに音程を変えたりする事が出来るので、採譜には大変便利です。

 採譜屋さんは絶対音感の持ち主がほとんどです。絶対音感保有者は譜面を見て、その内容を頭の中で音として鳴らしその音を「聴く」ことができます。オーケストラスコアを見れば初見で全パートを頭の中で合奏させることも可能です。絶対音感だけで採譜はできませんが、絶対音感は採譜において莫大な威力を発揮します。

 なお、一般レベルの採譜には絶対音感は必要不可欠なものではありません。メロディラインやベースラインなど単音でしかも他の楽器との動きが大きく異なっているものであれば、採譜は比較的容易でしょうし、またドラムスなどパーカッションの採譜にも絶対音感は基本的に必要ありません。

 現在のところ、コンピュータによる自動採譜技術は確立されていません。Transcribe!以外の耳コピ支援ツールには「採譜の達人」、バンドプロデューサー(KAWAI)、スペクトルアナライザー等があります。


 



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