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クラシック音楽事務所


 クラシックの音楽事務所とはクラシック音楽の普及とファン層の拡大を目指して、演奏家のマネジメントや演奏会(興行)を行っている小規模の企業体です。その仕事は大きく分けて次の3つになります。

 演奏家のマネジメント
音楽事務所の中心となる仕事は演奏家のマネジメント業務です。所属の演奏家の営業活動とスケジュール管理が中心となります。出演依頼があるとスケジュールの調整をして、ギャランティの交渉をし、契約を交わし、出演当日のケアを行います。そして予め決められたマネジメント・フィーをその収入にします。

 海外演奏家の招聘
海外からの演奏家を招聘して演奏会を行う仕事です。オーケストラやメジャーのコンクールなどで優勝した、人気の高い演奏家を海外から招聘して、日本およびアジア地域などで興行を行います。招聘した演奏家の自主公演とあわせて、全国各地の興行主催者や地方自治体の自主事業などの公演に提供します。この場合はギャランティ、「あご足」と呼ばれる交通費、そして宿泊費をセットにした価格で提供するのが通常です。こうした地方ホールへの演奏家の提供が成功するかどうかは、その営業力と演奏家の知名度が大きく左右します。

また海外演奏家を招聘する場合は、招聘にあたって出演料や滞在費、航空運賃などの経費や、演奏家をある期間で拘束するために公演回数などを予め契約しています。そのために公演回数が足りなかったり、病気や、移動中のトラブルなどで公演がキャンセルなどになった場合は、大きな損失を被ることになります。招聘公演にはそういったリスクを伴い、興行が「水もの」と呼ばれるゆえんはここにあります。もっとも近年ではさまざまな保険がありリスクは回避できるようになっています。

 自主公演
人気があり入場券が完売できるような演奏家は音楽事務所が「手打ち」といって、企画を立て会場を確保して演奏会を主催します。自主公演ではチケットの収入と合わせて、スポンサードや協賛会社からの収入を見込み、広報経費との兼ね合いから収支をとっていきます。

なお、招聘の演奏家などの場合は、広報活動の側面から、チケット等の売れ行きが見込めず、収支が赤字になるような見通しでも自主公演を行う場合もあります。そんな公演では多くの招待券や無料チケットが出回ることになります。


 



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