クラシック音楽を楽しむための情報を集めたポータルサイト。クラシック音楽基礎知識。クラシック音楽の楽器。クラシック音楽最新ニュース。クラシック音楽演奏家リンク。コンサートの楽しみ方等々。
クラシック音楽情報
 TOPクラシック音楽の豆知識ヴァイオリン誕生の奇蹟
クラシック音楽の豆知識
コンサートの楽しみ方
オーケストラを聴こう
クラシック音楽の楽器
クラシック音楽の仕事

クラシック音楽用語集

クラシック演奏家リンク
クラシック関連リンク

 こどもクラシック大全集 音楽のおくりもの
 

ヴァイオリン誕生の奇蹟

100曲モーツァルト =10枚10時間3000円=


 現在、一流ヴァイオリニストの殆どが弾いている、ストラディヴァリやグァルネリなどのオールドの銘器と呼ばれているヴァイオリンは1500年の中頃、突如として改良の余地のないほど完全な形の楽器として北イタリアで誕生しました。

 ヴァイオリンは1500年の中頃、ガスパロ・ダ・サロやアンドレア・アマティによって北イタリアで製作されました。その後16世紀後半から18世紀前半にかけて、北イタリアのロンバルジア地方の小都市クレモナはヴァイオリン製作のメッカになり、約2万個の名器が製作されました。最も有名な製作家にはアマティ、ストラディヴァリ、グァルネリがいますが、これらの製作家の作ったヴァイオリンは現代にいたるまで、一流のヴァイオリニストに弾き継がれ、現代でも有名なヴァイオリニストのほとんどが、このクレモナの名器を愛用しています。

 このヴァイオリンの歴史は、他の楽器の歩みを考えてみれば、それが稀有なことだとすぐに分かります。ピアノのように改良を重ねて徐々に完成されたのでもなく、また紀元前からその原型が存在する楽器が、形に改良を加えられながら、穴がキーになったり、ヴァルブやピストンがついたり、材質が変わったりと、時代とともに変わってきたというのが通常の楽器の成り立ちで、ヴァイオリンのように生まれたままの姿で今日に至っている楽器はありません。

 もちろんヴァイオリンも、駒や弦、指板の種類が変わったり、あご当てがついた・・・など、こまかい構造が強化されてきたということはありますが、ヴァイオリンという楽器の形、メカニズムは誕生じたときから、ほとんど変わっていません。オールドの逸品の場合、300年前、250年前につくられた「木製の箱」が今もバリバリの現役で、しかも唯一無比の存在感を放ち、かつ芸術性豊か、というのは考えてみればとんでもないことだといえましょう。まさに奇蹟といってもいいでしょう。











クラシック音楽情報 We love classic
 メールはこちらからサイトマップもっと知りたいクラシックザ・オーケストラ管理人のことリンク
Copyright (C) 2007 All Rights Reserved