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名器ストラディヴァリの不思議

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 最も高価な楽器として知られるのが、ヴァイオリンのストラディバリ。17世紀後半から18世紀にかけてイタリアの弦楽器製作のアントニオ・ストラディバリ(1644-1737)が生み出したものだ。生涯で約1200丁のヴァイオリンを製造し、現存するのは約600丁である。

 値段が1丁何千万から何億円のストラディバリを持っているのは、超一流のヴァイオリニストだけである。といっても、本人が所有しているというのは以外に少なく、財団や銀行などが買って、貸与している場合がほとんどである。また、コレクターが抱え込んでいて弾かれない、もったいないものもある。

 ストラディバリの人気はその素晴らしい音とデザインにあるが、その音の秘密はヴァイオリンの外側全面に塗られているニスの調合にあるのではという説が有力だ。ニスは木質の保護や見栄えをよくするためでもあるのだが、そのニスの成分によって、音もかなり左右される。このニスの秘密が途絶えてしまったため、二度と作れなくなっているのだという。

 また、ストラディバリが使用した、イタリアのフィエンメ渓谷で採れる赤トウヒ材は、木目が真っ直ぐ平行に並んでおり、木質が均一で軽量であることから、音の伝導に優れた木材とされる。その木材が200年の時を経て、あの絶妙な音になったという説もある。

 一方では、2009年12月には、ストラディバリの表面に塗られたニスの成分を分析していたパリの音楽博物館が、製造当時のごく平凡なニスに過ぎなかった、とも報じられている。

 いずれにしても、ストラディバリの音について、これまで多くのヴァイオリン製作者や科学者がその謎を解き明かそうと挑んできたが、ストラディバリ以上のものを作れていないことである。製作技術そのものは、現在のほうがはるかに上をいっているのに不思議である。











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