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管弦楽曲

 オーケストラを訳すと「管弦楽団」となります。そうすると「管弦楽曲」とは多くの弦楽器、管楽器、打楽器によって、指揮者のもとで演奏される音楽ということになります。管弦楽曲は交響曲、交響詩、協奏曲が主な分野であり、これらの作品は専用の音楽ホールの舞台で演奏されるのが普通です。またオペラやクラシックバレエ、演劇の伴奏としても管弦楽が用いられますが。この場合の管弦楽は脇役であり、舞台から一段下がった場所で演奏されます。


交響曲(シンフォニー)

 交響曲は管弦楽によって演奏される多楽章からなる大規模な楽曲のことをいい、シンフォニー、シンフォニアとも呼ばれます。原則として4つ程度の楽章によって構成され、そのうちの1つの楽章がソナタ形式であることがその定義になっています。

 交響曲は18世紀前半にハイドンによって形式が確立されました。これによりハイドンは「交響曲の父」と呼ばれています。4つの楽章は第1楽章にソナタ形式を置き、第2楽章は緩やかなアンダンテ楽章で楽器による美しい歌を聴かせ、第3楽章は優雅でしゃれたな舞曲を聴かせるメヌエット楽章、終楽章はアンサンブルの精度を聞かせるアレグロのフィナーレで締めくくるという構成が一般的です。


交響詩

 交響詩とは19世紀にフランツ・リストが始めたといわれる形式で、管弦楽による標題音楽の一種で、オーケストラだけで文学的または絵画的などの内容をあらわそうとするものです。原則として一楽章形式のもので切れ目なく演奏され、その楽曲の形式は全く自由です。代表的作品にはスメタナの交響詩「モルダウ」、リヒャルト・シュトラウスの「英雄の生涯」、シベリウス:交響詩『フィンランディア』などがあります。

 なお「ハリー・ポッター」や「ロード・オブ・リング」なども、最初から最後まで雄弁なオーケストラ音楽が、映像のバックにほとんどずっと流れ続けて、ストーリーにシンクロし映画の世界観を構築していますが、これなどは現代版の交響詩とも言えるでしょう。


協奏曲(コンチェルト

 協奏曲はソロ演奏者とオーケストラが競演する器楽曲です。オーケストラをバックに、ピアノやヴァイオリンといったソロ楽器が華麗なテクニックを披露する協奏曲はクラシック音楽の中でも最も華やかで人気があります。

 ほとんどの協奏曲は、交響曲で見られるソナタ形式の第三楽章を除いた、三つの楽章から構成されています。そして協奏曲の特徴は、曲中に「カデンツァ」といわれる独奏部分が用意されています。この「カデンツァ」により、独奏者は演奏技術を十分に披露することができるため、それが協奏曲の魅力の一つになっています。

 この「カデンツァ」は、モーツァルトの時代まではソリストによる即興演奏が普通で、楽譜のカデンツァ部分は空白になっていることが多くあり、そのため技巧を凝らして自作するため、ピアニストやヴァイオリニストの腕の見せ所にもなっています。


吹奏楽

 吹奏楽とは木管楽器、金管楽器、打楽器の編成で演奏する形態です。これに作品によってはストリングベースやハープ、ピアノなどが加わった形態もあります。ちなみに吹奏楽を演奏する「吹奏楽団」は「ウインドオーケストラ」、「シンフォニックバンド」、「コンサートバンド」などとも呼ばれます。

 吹奏楽は一般的に「ブラス」とか「ブラスバンド」と呼ばれ、おもに学校教育の一環として、文化部のクラブ活動の一つとして捉えられています。なお本来の「ブラス」の意味としては金管楽器と打楽器のみを指しています。現在では、学校教育の一環としてだけではなく、社会的な活動としても幅広い年齢層が取り組んでいます。

 吹奏楽は弦楽器を加えたオーケストラより繊細な表現は劣りますが、華やかな音色と、大きな音量が野外演奏にも適し、スポーツの応援や、式典などにも多く使われています。


室内楽

 室内楽は、弦楽器、管楽器、ピアノなどによる少人数の合奏音楽で、各楽器が対等の独奏性をもって演奏されます。室内楽は「チェンバーミュージック」とも呼ばれ、チェンバーとは「宮殿の広間」のことを意味し、もともとは教会や宮廷の広間などで演奏された少数楽器の重奏の音楽を指していて、声楽が入ることもありました。

 人数は2人から10人くらいの編成で演奏されます。ヴァイオリンとピアノで演奏する「ヴァイオリンソナタ」、そこにチェロが加わった「ピアノ三重奏曲」や、ヴァイオリン2とヴィオラとチェロ各1の「弦楽四重奏曲」など楽器の組み合わせがいろいろあります。代表的な編成としては弦楽四重奏・ピアノ三重奏、ピアノ五重奏曲、木管五重奏、金管五重奏などがあります。

ピアノ三重奏曲  ヴァイオリン、チェロ、ピアノ

弦楽四重奏曲   ヴァイオリン2、ヴィオラ、チェロ

ピアノ五重奏曲  ヴァイオリン2、ヴィオラ、チェロ、ピアノ

木管五重奏曲   クラリネット、フルート、オーボエ、ホルン、ファゴット、

金管五重奏   トランペット2、ホルン、トロンボーン、テューバ



組曲

 「組曲」とは一般的に何種類かの舞曲を並べたもののことです。16世紀から18世紀頃の間に流行した音楽形式ですが、この形式はバロック時代ですたれていきました。その後の時代にも組曲という名の作品はありますが、それはこの意味での形式ではなく、自由な形式の作品というものになっています。この2通りの組曲を区別するために、バッハ時代の組曲は「古典組曲」、それ以後の自由な形式は「近代組曲」と呼ばれています。

古典組曲

 古典組曲といわれるバロック時代の組曲は、舞曲を中心として組み合わされています。アルマンド、クーラント、サラバンド、ジーグの4曲を基礎として、最初に前奏曲や序曲を加えたり、ジーグの前などに間奏曲やメヌエットなどの他の舞曲を挿入したり、ジーグの後にシャコンヌやパッサカリアを置くことも行われました。

古典組曲の代表曲としては、バッハの「管弦楽組曲」、「イギリス組曲」、「フランス組曲」、「無伴奏チェロ組曲やヘンデルの「水上の音楽」などがあります。

近代組曲
 近代組曲とは、ロマン派以降の音楽でバレエ音楽やオペラの音楽の中から、主要曲を抜き出して、配列して演奏会で演奏できるようにした管弦楽曲を言います。また、はじめから組曲として作曲された作品もあります。

 近代組曲の代表曲としては、ビゼーの「カルメン」組曲、「アルルの女」組曲、グリーグの「ペール・ギュント」組曲、チャイコフスキーの「くるみ割り人形」組曲などが、またはじめから組曲として作曲された作品としてはホルストの組曲「惑星」、 ドビュッシーの「ベルガマスク」組曲などがあります。


序曲(オーバーチュア)

 序曲とはオペラが始まる一番最初にオーケストラのみで演奏される曲のことです。もともと、オペラ等の序曲は、聴衆がまだざわめいている中で、聴衆の注意を引く目的を持って演奏されたといわれています。序曲ではオペラの重要な場面の音楽が使われていて、これから始まる物語の流れがわかるようになっています。声楽を伴うオペラ等でも序曲はオーケストラのみで演奏されます。

また、劇音楽の序曲とは別に演奏会用序曲があります。演奏会用序曲はメンデルスゾーンに至って完成されました。その特徴は序曲と同じように管弦楽曲である。単独のソナタ楽章である。物語性や詩的情緒があり、ときに情景を喚起するものである。それでいてなお舞台音楽の前奏ではないことなどの特徴があります。

序曲(オーバーチュア)に類似する楽曲に前奏曲(プレリュード)があります。

前奏曲(プレリュード)

 大規模な楽曲の前に演奏される、比較的気楽な楽曲、しばしば演奏技巧を発揮するような曲として、また即興的な自由な作風の作品として作曲された作品をいいます。











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