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クラシック音楽の楽器 ハープ





オーケストラの楽器 ハープ

200種類あるいは、それ以上あるといわれているハープは、歴史的に一番古い楽器に入ります。現在、オーケストラなどで私達が知っているハープは、19世紀後半にフランスで制作されました。現在のハープの原型のダブルアクションと呼ばれるこのメカニズムが作られたのがパリで、フランスを中心に発展しました。

オーケストラで使用されているのはグランドハープで、コンサートで使われることからコンサートハープ、グランドコンサートハープとも呼ばれています。ペダルがあることからペダルのないアイリッシュハープと区別をつけるためにペダルハープと呼ばれたり、そのペダルによる変化を意味したダブルアクションハープとも呼ばれます。

ダブルアクションハープは、47本の弦が張られており、7本のペダルを足で操作することにより、それぞれの弦を同時に半音上げたり、全音上げたりできるようになっているハープです。音域は6オクターブ半を持ち、最高音は中央ハの3オクターブ半上の変ト、最低音は中央ハの3オクターブ下の変ハです。

その美しいフォルムと音色は楽器の女王と呼ばれるぐらい魅力的なものです。ソロ楽器として使われたり、フルートとの合奏など活躍の場は広いのですが、楽器のサイズや価格のせいか演奏をする人は他の楽器に比べても少ないようです。




ハープの名曲

モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲ハ長調 K.299
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C.P.E.バッハ:ハープソナタト長調
フォーレ: 即興曲 変ニ長調 Op.86
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ヘンデル:ハープ協奏曲 変ロ長調 Op.4-6

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ハープの値段 : 30万〜1400万

日本で唯一のハープメーカー、青山ハープ社製のノンペダルハープは30万円位から、またグランドハープは130万円位から、金箔が奢られた500万円以上のものまであります。
グランドハープのランクは響板や響胴などの構造の違いにあります。ランクが上の楽器ほど胴の構造が複雑となっており、より深い音色とバランスのよい音量を望めるように設計されています。
ハープで有名なイタリア製サルヴィ社のプロ仕様のものは300万位〜600万位のものが普及しています。ちなみに最高級ものは1400万円ぐらいするものもあります。



ハープ奏者の悩み

指の腹が堅くなる。

物を書くときできるのはペンだこですが、ハーピストにもそれとおなじような弦だこ?ができてきます。弦を強く抑える必要がある弦楽器奏者も同じですが、ハーピストの場合は指の腹がだんだん堅くなってくると、それにしたがって音色も硬くなってきます。そのため、ハーピストは堅い部分を削らなければなりません。そのお手入れには目の粗い爪用のヤスリがいいとか。

爪のおしゃれはタブー

女性がほとんどのハープ奏者は衣装の華やかさも楽しみの一つですが、爪まではおしゃれすることができません。ハーピストは長く爪をのばすことは出来ませんが、もしネイルアートや、色のついたマニュキュアが施されていたら、さぞかし目がチラチラして気になってしかたがないでしょう。

楽器の運搬の悩み

大型楽器の中でも現地で調達ができないことも多い楽器なので、楽器の移動については、いつも自分でその方法を考えていかなくてはなりません。楽器店や専門業者に運搬を依頼すると移動も安心ですが、運搬費用はばかになりません。(1回の運搬には3万円程度)。そのため運搬には自分で専用のワゴン車等を持って運搬しる人が多いようです。華やかな裏には苦労も多いものですね。









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