スタジオミュージシャンとは録音のために演奏するプレーヤーのことです。 CDの録音、TVなどの番組のための音楽の「劇伴」、映画の音楽やCMの音楽、ビデオやゲームの音楽、ミュージカルやお芝居の音楽など、ありとあらゆる録音を行います。レコーディング・ミュージシャン、セッション・ミュージシャンともいわれます。
スタジオミュージシャンになるには特に資格はありませんが、普通は音楽大学などを卒業して、オーケストラやバンドなどで演奏家として経験を積み、その実力がある程度認められてからスタジオ・ミュージシャンとなることが多いようです。
スタジオミュージシャンの仕事は基本的に他人の楽曲を演奏するのが主となるために、演奏技術そのものだけでなく、初めて見る譜面を即座に理解する、初見が利く、応用力に優れている事など、さまざまな要求や状況に対応できるだけの音楽理論や知識が要求されます。
スタジオのギャランティは時間給で支払われます。通常1時間8000円くらいから2万円くらいが相場で、1回2時間単位で、超えた場合は延長料金が支払われます。ギャラは「とっ払い」と言って仕事が終わった時に現場ですぐに支払われるのが普通です。スタジオ・ミュージシャンは売れっ子にならない限りなかなか収入は安定しません。仕事があれば収入は多く得られますが、仕事が終われば即失業といった厳しいところもあります。
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