ジャンベは西アフリカの伝統的な打楽器で、木をくりぬいた胴に山羊の皮を張ったシンプルな打楽器です。ジャンベが使われている地域はマリ、ギニア、コートジボワール、ブルキナファソ等であり、その形状と音質は地域によって特徴がある。ジンベとかジェンベとも呼ばれることもある。
ジャンベの鼓面は鋲などを使って固定されておらず、ひもでくくりつけてあるだけです。鼓面の直径は30cmから40cm程度、胴の深さは80cm程度である。胴を横から見ると胴の上部は丸みを帯びており、中央がくびれている。ボディは木製で木の種類によって音色が変わる。一般的に密度の濃い木の方がしっかりした音がし、重さも木の種類によって様々です。また皮にも、厚いタイプ、薄いタイプなど種類があり、厚い皮は厚みのある中音を生み出し、薄い皮はパリッと乾いた高音を響かせます。
演奏は立ってする場合には肩からかけるが、座って演奏する場合には床に置き全体をやや斜めにして鼓面の張られていない部分が開くようにする。バチを使わずに素手で叩く。叩く位置と叩く手の形により、数種の異なる音を出し分けることが可能である。
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