カリンバはアフリカの楽器の一つ。板や箱の上に並んだ鉄や竹の棒を親指の爪ではじいて演奏する。カリンバはタンザニアやジンバブエをはじめ、サハラ以南のアフリカの多くの国で演奏される。名称はそれぞれの言葉で呼ぶため、カリンバ、ムビラ、サンザや、ヨーロッパ人がつけた親指ピアノも含め数百もある。オルゴールのルーツとも言われている。
形状も作る人によって様々で、並んでいる棒の数すら決まっていない。棒の部分に金属片が付けられたり、箱にビンのふた等が付けられたりして振るだけでも鳴る。カリンバは板や箱の上に並んだ鉄や竹の棒を親指の爪ではじいて演奏する。ポロポロと鳴る透明な音に、棒に金属片を巻き付けるなどしてジージーというサワリ音を入れる。
音色はオルゴールのような澄んだ繊細な音が流れる。アフリカでイメージされる太鼓の激しいリズムとは対局の静かな小さな音である。
基本的には持ち運びに便利な大きさなので、畑仕事の合間など、日常の中で大人が個人の楽しみとして弾く楽器である。
|