カホンはイスか四角い木の箱としか見えない楽器。その名も見た目通りスペイン語で「箱」という名を持つ打楽器です。箱の中は空洞で、通常、木製で側面に1つだけ打面を持ち、打面の反対の面にはサウンドホールが空けられている。
高さは約50センチで、その上に腰掛け、箱の前面や側面を手のひらでたたいて音を出す。シンプルな構造だが音色は多彩で、たたく位置によって高低さまざまな音が出る。打面の中央を叩くとバスドラムのような低い音になり、端の方を叩くとクローズドハイハットのような鋭い音になる。打面でない面を叩くと中音域のサウンドを得ることができる。
また小型のカホンはボンゴのように股に挟んでも使用される。
カホンはフラメンコギターの巨匠パコ・デ・ルシアがチリを訪れたときに、その音色とリズムに魅了されフラメンコの伴奏にも使われるようになりました。また最近ではその手軽さからアコースティックギターの弾き語り等に、リズムの伴奏をつけたり、その他、新しい使い方が広まりつつあります。
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