バスドラムは西洋音楽に使われる打楽器である。キック、大太鼓、バスドラとも呼ばれ、最低音域の音を受け持ち、オーケストラや吹奏楽などの合奏では、なくてはならない存在である。筒状の胴の両端に膜を張った両面太鼓であり、演奏は、スタンドに取り付け、垂直または斜めにセットして大きめのマレットで叩きます。
ヘッドは低音の音量が豊かで、重厚感があるために本革が使われることが多い。 ヘッド部分が大きければ豊かな音、小さければ立ち上がりの鋭い音が得られ、また、柔かければマイルドな、硬ければシャープな音になる。ティンパニと異なり、バスドラムは演奏上の指定の音程というものはないため、曲想に合った、あるいはバンドのカラーとして必要な響きやピッチを作ってゆく。
マレットはティンパニと同様に芯にフェルトを巻いたものを使う。大きなバスドラムには大きめのマレットを、小さなバスドラムには小さ目のマレットを使う。また、深みのある音を出したいときにはソフトなマレットを、逆にアタック音を鋭くしたい時にはハードなマレットを使うというように、ソフトとハードの2種類を使い分ける。
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