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ケーナは南米のアンデス地方で先住民に受け継がれてきた縦笛です。ケーナは現在、ペルーや、ボリビア、エクアドル、チリ北部、アルゼンチン、ベネズエラ、ガイアナだけではなく世界中で演奏されています。
構造はいたってシンプルで、表側に6孔と裏面に1孔の縦笛です。リードがなく上部にあるU字またはV字型の切り込みが歌口で、そこに息を吹き付けで音を出します。西洋の縦笛と違ってリードがない構造や、構え方、吹き方は日本古来の縦笛や尺八との共通点が多いことは興味深いところです。
ケーナは、カーニャという竹に似た肉厚のアシで作られますが、古代の遺跡では動物や人間の骨製のものもありました。現在は楽器としてある程度以上の水準のものは、葦よりも格段に硬い材質の竹または木で作られることが多い。