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ORCHESTRA NEWS



エサ=ペッカ・サロネン指揮 フィルハーモニア管弦楽団


 




日時・会場:

2015年3月4日(水) 19:00 サントリーホール
2015年3月6日(金) 19:00 サントリーホール
2015年3月8日(日) 14:00 横浜みなとみらいホール


曲目:

3月4日(水)
シベリウス:「レンミンカイネン」組曲 Op.22より 第2曲「トゥオネラの白鳥」
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77 (ヴァイオリン:ヒラリー・ハーン)
シベリウス:交響曲 第5番 変ホ長調 Op.82
 
 3月6日(金)
チャイコフスキー: ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 Op.23 (ピアノ:イェフィム・ブロンフマン)
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「火の鳥」(1910年原典版)


 3月8日(日)
シベリウス:交響詩「フィンランディア」 Op.26
ブラームス: ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77 (ヴァイオリン:ヒラリー・ハーン)
シベリウス:交響曲 第2番 ニ長調 Op.43


チケット:

3月4日(水)サントリーホール

S席:23,000円/A席:18,000円/B席:14,000円/C席:10,000円/D席:7,000円

3月6日(金)サントリーホール

S席:23,000円/A席:18,000円/B席:14,000円/C席:10,000円/D席:7,000円

3月8日(日)みなとみらいホール

S席:23,000円/A席:18,000円/B席:14,000円/C席:10,000円/D席:7,000円

お問合せ:

ジャパン・アーツぴあコールセンター 03-5774-3040


黄金時代を迎えた巨匠と名門
エサ=ペッカ・サロネンとフィルハーモニア管弦楽団が前回来日したのは2013年。折しも、この指揮者のデビューから30年という節目の年であった。デビューから首席客演指揮者へ、現在の首席指揮者へと呼称は変わりつつ、サロネンはこのオーケストラととてもいい関係を継続、更新している。それはまた、合衆国のロス・フィルとイギリスのフィルハーモニアと二つの異なったオーケストラを相手にしていることによるのかもしれない。
 サロネンとフィルハーモニア管とのバランスはみごとだ。指揮者に対して優等生的に対応するばかりではない。サロネンが資質として持ち合わせる理知的な側面と、それを食い破るような暴力性を、フィルハーモニア管弦楽団は度を越してクローズアップしたり拡大したりはしない。オーケストラがその自身として持ちあわせる節度や抑制がはたらくのだ。また、サロネンが志向する音楽のつくりにはあるハードさと柔軟さが共存するのだけれども、フィルハーモニア管はそうした意図や方向性をひじょうにデリケートにくむ。サロネン/フィルハーモニア管のクリアーさは、こうした作品の構造と音楽そのものが生みだす情緒とをどう演奏に反映させるかを、互いの節度と信頼のうえ、成りたたせているからにほかならない。
 東京で組まれている二つのプログラムは、ブラームス/シベリウスとチャイコフスキー/ストラヴィンスキー。前者が構築性とともにある醒めたパッションを持ったものとすれば、後者はそれぞれにひとつのカタルシスをエンディングにむけてつくりだすドラマだろうか。
 ヒラリー・ハーンが数年前、サロネンとシベリウスの協奏曲を録音したのは記憶に新しいけれども、今回演奏するのは、シベリウスの、ではなく、シベリウスのオーケストラ作品にはさまれてのブラームス。激しさと“うた”とがしばしば交差するこの難曲を、比較的小さな編成のオーケストラとヒラリーが録音したのはほぼ10年前のこと。今回は、では、どのようなアプローチをとるのだろう。そしてプログラムのしめくくりは、サロネンにとっては故国の作曲家シベリウス、ロマンティシズムとそれを越えようとする意志とがないまぜになった、東京のみでの、《第5》の存在感がつよい。
 一方、かつてに較べコンサートで聴く機会も減少したかにみえるチャイコフスキー作品を、イェフィム・ブロンフマンが。この大掛かりな協奏曲だからこそ、骨太な、近年ではあまり接することのないヴィルテュオーゾ・タイプの演奏を、ブロンフマンに期待するのはまんざら見当はずれではあるまい。そう、関東圏ではブロンフマンが出演するのはこの公演のみであることも忘れずにおきたい。そして、チャイコフスキーからストラヴィンスキーへというひとつのながれにも。小沼 純一(音楽・文芸批評) (ジャパンアーツHPより)



 






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