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決定版-オーケストラ楽器別人間学 (中公文庫)

ORCHESTRA NEWS



パリ管弦楽団2020





指揮:トゥガン・ソヒエフ

日時:2020年10月26日 (月) 19:00 開演 (18:30 開
■会場:サントリーホール


出演:
オーケストラ:パリ管弦楽団
指揮:トゥガン・ソヒエフ
ヴァイオリン:ギル・シャハム

プログラム:
ドビュッシー: 牧神の午後への前奏曲
サン=サーンス: ヴァイオリン協奏曲第3番 ロ短調 op.61(Vn: ギル・シャハム)
ストラヴィンスキー: バレエ「春の祭典」


チケット:
S26,000円 A22,000円 B18,000円 C13,000円
D8,000円 プラチナ券31,000円


お問い合わせ:
カジモト・イープラス0570-06-9960


日時:2020年9月30日 (水) 19:00 開演 (18:30 開場)
■会場:サントリーホール


出演:
オーケストラ: ロンドン交響楽団
指揮: サー・サイモン・ラトル

プログラム:
リゲティ: アトモスフェール
ワーグナー: オペラ「ローエングリン」第1幕への前奏曲
ウェーベルン: 管弦楽のための6つの小品 op.6
ワーグナー: 楽劇「トリスタンとイゾルデ」から 前奏曲と愛の死
ブラームス: 交響曲第2番 ニ長調 op.73


チケット
S32,000円 A27,000円 B22,000円 C15,000円
D9,000円  プラチナ券37,000円


お問い合わせ:
カジモト・イープラス0570-06-9960


パリ管弦楽団
1828年に産声をあげたパリ音楽院演奏会協会を前身とするパリ管弦楽団(OdP)は、1967年11月14日に、シャルル・ミュンシュの指揮のもと、初公演を行った。以来、楽団はヘルベルト・フォン・カラヤン、サー・ゲオルク・ショルティ、ダニエル・バレンボイム、セミヨン・ビシュコフ、クリストフ・フォン・ドホナーニ、クリストフ・エッシェンバッハ、パーヴォ・ヤルヴィ、そしてダニエル・ハーディングに率いられてきた。

OdPは、半世紀のあいだ幾度か演奏拠点を変えた後、2015年1月の開館時に新コンサート・ホール「フィラルモニー・ド・パリ」(設計:ジャン・ヌーヴェル)のプリンシパル・レジデント・オーケストラに就任した。OdPは2019年1月には、この世界に二つとない稀有な文化拠点と統合され、豊かな楽団の歴史に新たな一時代を添えることになった。現在OdPは、楽団の伝統と「フランスらしさ」を一層はぐくみ育てるフィラルモニー・ド・パリで演奏を重ねながら、同ホールの各種芸術プロジェクトにおいて中心的な役割を担っている。

フランス初の交響楽団であり、現在119名の楽員を擁するOdPは、フィラルモニー・ド・パリでの定期演奏会や海外ツアーなどを通じて、毎シーズン約100公演を聴衆に届けている。

長きにわたり、自他ともに認める「フランス音楽の伝統の擁護者」としてレパートリーを築いてきたOdPは、19・20世紀の音楽作品の演奏において重要な役割を演じるとともに、レジデント・コンポーザー制度、多数の新作初演、20世紀を代表する作曲家たち(メシアン、デュティユー、ブーレーズなど)の楽曲を集めたツィクルス公演などを通じて、現代音楽の発展にも貢献してきた。

1968年にシャルル・ミュンシュとともに初の米国ツアーを実現させて以来、OdPはヨーロッパの主要音楽都市のみならず、日本、韓国、中国からも定期的に招かれており、各地の聴衆たちと格別に密な関係を築いてきた。

フィラルモニー・ド・パリが展開する芸術的および教育的な取り組みにおいて重要な役割を果たすことになったOdPは、以前にも増して若い聴衆の開拓と育成に情熱を注いでいる。そのためOdPは、フィラルモニー・ド・パリ内のさまざまな場所はもとより、パリ市内やパリ郊外などにもその活動領域を大きく広げながら、ファミリー、学生、音楽との接点がない市民やホールへの来場が困難なひとびとに、きわめて多様なかたちで音楽を提供している。また近年は、才能に恵まれた楽員たちの演奏を出来る限り多くの聴き手に届けるべく、「Radio Classique」「France Musique」「Arte」「Mezzo」「France Televisions」などのラジオ・テレビ局とパートナーシップを築きながら、視聴覚メディアを通じた存在感の強化にも力を入れている。


指揮:トゥガン・ソヒエフ
トゥガン・ソヒエフは、トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団の音楽監督、そしてボリショイ歌劇場の音楽監督兼首席指揮者を務め、2015/16年シーズンまではベルリン・ドイツ交響楽団の音楽監督も務めた。世界有数の歌劇場やトップ・オーケストラから招かれる世界屈指の指揮者である。

 2016/17年シーズンは《ファウストの劫罰》《カルメン》《ムツェンスク郡のマクベス夫人》《ランスへの旅》《オルレアンの少女》をボリショイ劇場で指揮するほか、ベルリン・フィル、フィラデルフィア管、フィルハーモニア管への客演や、ソリストにジャニーヌ・ヤンセンを迎えるロンドン響との共演、ウィーン・フィル(ルツェルン・フェスティバル)、そして日本でのNHK音楽祭など大きな予定は目白押しである。ほかにもトゥールーズ・キャピトル国立管との多様な企画を手がけるとともに、同団とのフランス国内、その他ヨーロッパとアジアの公演ツアーも控えている。

 近年は、シカゴ響、ロンドン響、フィラデルフィア管、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、ウィーン・フィル、ベルリン・フィルに相次いでデビューを飾って高い評価を集め、特にベルリン・フィルとの初共演では“奇跡の指揮者”と絶賛された。また、フィルハーモニア管、マーラー・チェンバー・オーケストラとはヨーロッパを、トゥールーズ・キャピトル管とはヨーロッパ各地、アジア、英国、南米をまわる広範囲のツアーを行った。他に、ロッテルダム・フィル、ロシア・ナショナル管、ローマ・サンタ・チェチーリア国立管、トリノRAI国立響、スカラ座のコンサート・シリーズ、ボーンマス響、ミュンヘンのバイエルン州立歌劇場管、ストラスブール・フィル、モンペリエ国立管、スウェーデン放送響、ウィーン放送響、フランクフルト放送響、オスロ・フィル、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、ミュンヘン・フィル、フランス国立放送フィル、フランス国立管にも客演している。
 オペラにおいては、2002年にウェールズ・ナショナル・オペラでの「ラ・ボエーム」で英国デビュー。翌年、マリインスキー劇場制作の「エフゲニー・オネーギン」でニューヨークのメトロポリタン歌劇場にもデビューした。2004年に初登場したエクサンプロヴァンス音楽祭では「三つのオレンジへの恋」を指揮し、同作品をルクセンブルクとマドリッドの王立劇場でも再演。2006年にはヒューストン・グランド・オペラで「ボリス・ゴドゥノフ」を成功させている。

 トゥールーズ・キャピトル管、ベルリン・ドイツ響とは数々の名演を残しており、トゥールーズ・キャピトル管とは、チャイコフスキーの交響曲第4番、第5番、ムソルグスキーの「展覧会の絵」、ラフマニノフの「シンフォニック・ダンス」、プロコフィエフの「ピーターと狼」、最近ではストラヴィンスキーの「春の祭典」「火の鳥」などを録音し、Naive Classiqueからリリース。ベルリン・ドイツ響とはソニー・クラシカルにプロコフィエフの「交響曲第5番」と「スキタイ組曲」を録音、またオルガ・ボロディナをソリストに迎えてプロコフィエフの「イワン雷帝」のCDをソニー・クラシカルからリリースしている。


ヴァイオリン ギル・シャハム
今日のクラシック音楽界を牽引するヴァイオリン奏者のひとり、ギル・シャハムは、完璧なテクニック、そして比類なき優しさと寛大な心を併せもち、アメリカを代表する巨匠としての地位を不動のものとしている。

 シャハムはコルンゴルトの協奏曲で定評があり、この作品をズービン・メータ指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団と共に演奏、2015年/16年シーズンをスタートさせる。ステファヌ・ドゥネーヴ指揮ボストン交響楽団とは、ジョン・ウィリアムズの協奏曲を共演。同団とはすでに、作曲者自身の指揮でこの作品の録音を残している。このほか、J.S.バッハ(グスターボ・ドゥダメル指揮ロサンジェルス・フィルハーモニック)、ブラームス(パリ管弦楽団)、チャイコフスキー(サン・カルロ劇場管弦楽団、ニュー・ワールド交響楽団、スー族都市交響楽団、ナッシュヴィル交響楽団)の協奏曲で、ソリストを務める。さらにメンデルスゾーンの協奏曲を、モントリオール交響楽団(彼はアーティスト・イン・レジデンスである)、シンガポール交響楽団(ヨーロッパ・ツアー)と共演する。シャハムの長期にわたる「1930年代のヴァイオリン協奏曲」プロジェクトは8シーズン目を迎え、シカゴ交響楽団、フィラデルフィア管弦楽団(カーネギーホール、キンメル・センター)とバルトークの第2番を、フランス国立リヨン管弦楽団ならびにローマ・サンタ・チェチーリア国立管弦楽団とはバーバーを取り上げる。新録音『1930年代のヴァイオリン協奏曲Vol. 2』を記念するツアーでは、ザ・ナイツとの共演でプロコフィエフの第2番を演奏。シュトゥットガルト放送交響楽団との共演によるこのニュー・アルバムは、シャハムの自主レーベルCanary Classicsからリリースされている。セジョン(世宗)・ソロイスツとはヨーロッパの主要都市を周り、チャペルヒルのノースカロライナ大学からも招かれている。ロンドンのウィグモア・ホール、北アメリカ各地の一流ホールでは、写真・映像アーティストのデヴィッド・ミハウェックによるマルチメディア・アートとのコラボレーションで、バッハの《無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ》全曲演奏にのぞむ。

 昨シーズンには、シアトル交響楽団のシーズン・オープニング・ナイト・ガラにメイン・ゲストとして登場。続いて、マイケル・ティルソン・トーマス指揮サンフランシスコ交響楽団とは、カーネギーホール公演のほか、楽団創設20年記念ツアーに同行し、プロコフィエフの協奏曲第2番の独奏を務めた。この曲は「1930年代のヴァイオリン協奏曲」プロジェクトの核をなすもので、ベルリン放送交響楽団やロンドン交響楽団とも、同プロジェクトの一環でブリテンの協奏曲を演奏した。サンディエゴ交響楽団とは、デヴィッド・ブルースの新作協奏曲を初演。このほか、J.S.バッハ(シドニー交響楽団、ダラス交響楽団)、メンデルスゾーン(東京、カナダ、ルクセンブルク)の協奏曲でソロを任された。さらに、バッハ・アルバムのリリースを機に、シカゴのシンフォニー・センター、ロサンジェルスのディズニー・コンサートホールなど、アメリカ各地で無伴奏ヴァイオリン・リサイタルを開催した。

 多くのレコーディングは、数度のグラミー賞、アカデミー・シャルル・クロ・ディスク大賞(グランプリ)、ディアパゾン・ドール、「グラモフォン」のエディターズ・チョイスをはじめ、名高い賞にたびたび輝いている。近年は、2004年に立ち上げた自主レーベルCanary Classicsから、『1930年代のヴァイオリン協奏曲Vols. 1 & 2』、『J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ』を発表。現代音楽の擁護にも情熱を注ぎ、これまでウィリアム・ボルコム、デヴィッド・ブルース、アヴネル・ドルマン、ジュリアン ・ミローネ、ブライト・シェンらの新曲を初演している。

 1971年、イリノイ州のシャンペーン・アーバナ生まれ。その後、両親と共にイスラエルに移住。7歳でルービン音楽アカデミーのサミュエル・バーンスタインのもとでヴァイオリンを始め、アメリカ・イスラエル文化財団の年間奨学生となった。エルサレムのハイム・タウプのもとで研鑽を積むかたわら、1981年、エルサレム交響楽団とイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団にデビュー。同年、アスペンでドロシー・ディレイとイエンス・エレルマンの指導を受け始める。イスラエルのクレアモント・コンクールで優勝したのち、1982年にジュリアード音楽院の奨学生となり、ディレイとヒョー・カンに師事した。さらに、コロンビア大学でも学んでいる。
1990年にエイヴリー・フィッシャー・キャリア・グラントを贈られ、2008年に名誉あるエイヴリー・フィッシャー賞を受賞。「ミュージカル・アメリカ」は2012年に、シャハムを年間最優秀器楽奏者に選出し、彼の演奏からにじみ出る「特異なヒューマニズム」を称えた。

 使用楽器は、1699年製のストラディヴァリウス「ポリニャック伯爵夫人」。現在、妻でヴァイオリン奏者のアデーレ・アントニーと3人の子どもたちと共に、ニューヨークで暮らしている。


 

青のオーケストラ (4) (裏少年サンデーコミックス)














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