■日時:2017年7月2日(日) 15:00
■会場:ミューザ川崎シンフォニーホール
■日時:2017年7月4日(火) 19:00
■会場:東京芸術劇場
コンサートホール
出演:
ミヒャエル・ザンデルリンク (首席指揮者)
小川典子(ピアノ)
ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団
曲目:
7月2日(日)
「王道のドイツ・プログラム」
ウェーバー:歌劇「オイリアンテ」序曲
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 作品73「皇帝」
(ソリスト:小川典子)
ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 作品68
7月4日(火)
「ベートーヴェン&ショスタコーヴィチ、怒涛の第五交響曲」
ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調 作品67「運命」
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ニ短調 作品47
チケット:
S席:14,000円 A席:12,000円 B席:10,000円 C席:8,000円
D席:6,000円
学生席
S席:7,000円 A席:6,000円 B席:5,000円 C席:4,000円
D席:3,000円
お問合せ:
ジャパン・アーツぴあコールセンター
(03)5774-3040
【その他の公演】
■6月24日(土) 愛知県芸術劇場 コンサートホール
問:CBCテレビ事業部 052-241-8118
■6月25日(日) 所沢市民文化センター ミューズ アークホール
問:ミューズチケットカウンター 04-2998-7777
■6月26日(月) 武蔵野市民文化会館 大ホール
問:武蔵野文化事業団 0422-54-2011
■6月28日(水) ホクト文化ホール
問:オフィス・マユ 026-226-1001
■7月1日(土) 大阪ザ・シンフォニーホール
問:ABCチケットインフォメーション 06-6453-6000
■7月5日(水) アクトシティ浜松 大ホール
問:浜松市文化振興財団 053-451-1114
【ミヒャエル・ザンデルリンク (首席指揮者) 】
ミヒャエル・ザンデルリンクは2011年よりドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を務めている。契約が更新されたため、この極めて高度な成功例である指揮者とオーケストラの協力関係は、少なくとも2019年まで続く。
ザンデルリンクは世界中の音楽の中心地でも引く手あまたの客員指揮者であり、チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団、読売日本交響楽団、ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、バンベルク交響楽団、ウィーン交響楽団、トロント交響楽団、NHK交響楽団、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団等の著名オーケストラに加え、ドイツの複数の主要な放送管弦楽団も指揮している。
ベルリン生まれのザンデルリンクは、オーケストラの演奏者から一流指揮者の仲間入りを果たした数少ないひとりである。1987年、20歳でクルト・マズア指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のチェロ・ソリストとなり、1994年から2006年までベルリン放送交響楽団で同職を務めた。ソリストとしてもボストン交響楽団、ロサンゼルス・フィル、パリ管弦楽団ほか多数のオーケストラにト出演している。
初めて指揮台に立ったのは、2000年、ベルリン室内管弦楽団のリハーサルだったが、伝説的な存在であるクルト・ザンデルリンクの息子として、幼い頃から指揮者の仕事を良く知っていたミヒャエルは、次第に指揮の仕事を引き受けるようになり、2006年にポツダム・カンマーアカデミーの芸術監督兼首席指揮者に就任する。オペラ指揮者として、ポツダムでのフィリップ・グラスの「アッシャー家の崩壊」と、ケルン歌劇場の新演出によるプロコフィエフの「戦争と平和」で成功を収めた。チェリスト及び指揮者として、これまでにドヴォルザーク、シューマン、ショスタコーヴィチ、プロコフィエフ、チャイコフスキー等の主要な曲を収録したCDがある。しかし、チェリストとして最後に演奏したのはかなり前のことである。
ザンデルリンクは、才能ある若手音楽家との共演にも熱心に取り組んでいる。フランクフルト音楽舞台芸術大学で教授として教えるほか、連邦ユーゲント・オーケストラ、エルサレム・ワイマール・ユース・オーケストラ、ユンゲ・ドイチェ・フィルハーモニー管弦楽団、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭管弦楽団と定期的に仕事を共にしている。
【ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団】
ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団は、ザクセンの州都ドレスデンのオーケストラである。
クルト・マズア、マレク・ヤノフスキ、ラファエル=フリューベック・デ・ブルゴス等に続き、2011年よりミヒャエル・ザンデルリンクが首席指揮者を務めている。ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団は、15世紀にラーツムジークと呼ばれた市議会の楽団として始まり、19世紀初頭までにオーケストラの規模に成長したが、創立当時の伝統を今も引き継いでいる。1870年にドレスデンが初めて大きなコンサートホールを手に入れて以来、同団のコンサートはドレスデンのコンサート・ライフの一部として定着している。ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団は、その歴史を通して、コンサート・オーケストラであると同時に、定期的にオペラ・コンチェルタンテやオラトリオの分野にも果敢に取り組んできた。本拠地は旧市街の中心にある文化宮殿(Kurturpalast)である。この建物の外装は、2017年までの完成が予定されている新しい超モダンのコンサートホールに組み込まれることになっている。それまでの間、ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団は、大編成のコンサートは主にアルベルティヌムとシャウシュピールハウスで行われる。
ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団は、音楽的にも様式的にも幅広いレパートリーを持つ。ロマン派のレパートリーでは極めて独特な「ドイツ」サウンドを維持しつつ、バロック音楽、ウィーン古典派、現代音楽に必要なサウンドとスタイルの柔軟性も培ってきた。初期の頃から著名な指揮者と作曲が同団を率いてきたが、その中にはブラームス、チャイコフスキー、ドヴォルザーク、リヒャルト・シュトラウス、エーリッヒ・クライバー、クナッパーツブッシュ、プレヴィン、マリナー、アンドリス・ネルソンス、クリスチャン・ヤルヴィが含まれている。新作の初演は今も同団のプログラムの重要な部分を占めている。
ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団は、聖十字架教会のクリスマスと復活祭のバッハ演奏ではドレスデン聖十字架合唱団と共演し、大規模な合唱曲ではドレスデン・フィルハーモニー合唱団が頼れるパートナーとなる。また、同団のメンバーだけで構成されるドレスデン・フィルハーモニー室内合奏団による室内楽の演奏も、同団のもうひとつの伝統である。ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団は、膨大な数の定期会員を誇るが、ファミリー向けのプログラム、映画音楽のコンサート等、新しい客層へのクラシック音楽の紹介にも尽力している。世界各国に招かれ演奏を行っている事実は、ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団がクラシック音楽界で高い名声を享受していることの証明である。もうひとつの特筆すべき側面は、1937年から始まる同団の膨大なディスコグラフィである。現在、ショスタコーヴィチとベートーヴェンをカップリングした交響曲全集という新しい録音が、首席指揮者ミヒャエル・ザンデルリンクとの共演で進行中である。その第1弾として、魅力的な交響曲6番を2曲組み合わせたアルバムが、2015年11月にソニークラシカルからリリースされた。
(ジャパン・アーツHPより)
|