2004年マリス・ヤンソンスが首席指揮者に就任した直後の日本公演は熱狂をもって迎えられ、専門誌の来日オーケストラの人気投票では堂々の1位。超人気カリスマ指揮者と超名門オーケストラの組み合わせです。"ビロードの弦""黄金の金管"と称えられる美しい響きをもつロイヤル・コンセルトヘボウ管は今や人気も実力もベルリン・フィル、ウィーン・フィルに遜色ないと言われるオーケストラです。
公演日程
■2010年11月16日(火) 19:00 開演 (18:15 開場)
会場:京都コンサートホール大ホール (京都府)
指揮:マリス・ヤンソンス
ヴァイオリン:ギル・シャハム
(プログラム)
ロッシーニ:オペラ「ウィリアム・テル」序曲
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲
ブラームス:交響曲第4番
お問い合わせ:京都コンサートホール:075-711-3090
■2010年 11月17日(水) 18:45 開演 ( 18:00 開場 )
会場:愛知県芸術劇場コンサートホール (愛知県)
(プログラム)
(第28回 名古屋クラシックフェスティバル)
ベートーヴェン:レオノーレ序曲
ヤナーチェク:狂詩曲「タラス・プーリバ」
チャイコフスキー:交響曲第4番
お問い合わせ:中京テレビ事業:052-957-3333
■2010年11月20日(土) 19:30 開演 ( 19:00 開場 )
会場:サントリーホール 大ホール (東京都)
指揮:マリス・ヤンソンス
ヴァイオリン:ギル・シャハム
(プログラム)
ロッシーニ:オペラ「ウィリアム・テル」 序曲
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲
ブラームス:交響曲第4番
お問い合わせ:カジモト・イープラス:0570-06-9960
■2010年 11月21日(日) 18:00 開演 ( 17:30 開場 )
会場:ミューザ川崎シンフォニーホール (神奈川県)
指揮:マリス・ヤンソンス
独唱:アンナ・ラーソン(A)
合唱:TOKYO FM少年合唱団 / 新国立劇場合唱団
(プログラム)
マーラー(交響曲第3番ニ短調)
お問い合わせ:ミューザ川崎シンフォニーホール:044-520-0200
■2010年 11月22日(月) 19:00 開演 ( 18:30 開場 )
会場:サントリーホール大ホール (東京都)
指揮:マリス・ヤンソンス
独唱:アンナ・ラーソン(A)
合唱:新国立劇場合唱団 / TOKYO FM少年合唱団
(プログラム)
マーラー(交響曲第3番ニ短調)
お問い合わせ:カジモト・イープラス:0570-06-9960
【ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団】 (KAJIMOTO HPより)
1888年の創立直後から、コンセルトヘボウ管弦楽団はヨーロッパ最高のオーケストラに名を連ねるようになった。リヒャルト・シュトラウスは1897年に「実に素晴らしい。若々しい活力と熱意に満ちている」と表現した。
1988年にはロイヤル(王立)の称号を与えられている。
これまでに1100を超えるLP、CD、DVDなどを製作し、世界中で最も権威あるオーケストラのひとつと評価されている。歴代の首席指揮者の数は限られたものであり、そのことがこのオーケストラの発展の上で重要な役割を果たした。
ロイヤル・コンセルトヘボウ管(RCO)のキャラクターは、これまでの6人の首席指揮者それぞれの長きにわたる共同作業、そしてコンセルトヘボウのメインホールの持つユニークな音響によって形成されている。
■楽員たち−ユニークな文化
RCOは、その「ベルベットのような弦、黄金の金管、類希な個性的音質をもつ木管」が世界中で称賛されている。オーケストラ独特の音と柔軟性を生み出す演奏文化を守っているのは、その楽員たちである。現在120名の優れた演奏家たちが、共に最高水準の演奏を作り上げている。
■作曲家たち
ウィレム・メンゲルベルクが首席指揮者を務めた50年の間に、R. シュトラウス、マーラー、ドビュッシー、ストラヴィンスキーをはじめとする様々な作曲家がRCOを指揮した。また、バルトーク、ラフマニノフ、プロコフィエフといった著名作曲家が、自らの作品にソリストとして登場した。それぞれの時代の作曲家との密接な関係は、その後もマデルナ、スハット、ベリオ、ヘンツェ、ノーノ、ジョン・アダムズをはじめとする多くの作曲家に引き継がれている。
■マーラーとブルックナーの演奏■
RCOは後期ロマン派の作品の演奏で国際的に高く評価されている。マーラー自身が何度も指揮した歴史に根差すマーラー演奏の伝統は、1920年と1995年のマーラー音楽祭で最高潮に達した。ベルナルト・ハイティンクはマーラーの交響曲全曲録音やクリスマス・マチネで印象深い。
ブルックナーもまた、RCOのレパートリーに重要な地位を占めている。戦後、エドゥアルト・ヴァン・ベイヌムはフランス音楽とブルックナーの交響曲に人々の関心を引き寄せた。
リッカルド・シャイーはコンサートやCD録音を通じて、オーケストラの現代曲やオペラの演奏に大きく寄与している。シャイーの指揮するマーラーもまた、広く受け入れられ賞賛された。
そしてマリス・ヤンソンスと新しい時代が到来、マーラー、ブルックナー、R.シュトラウスはもちろんだが、ショスタコーヴィチやメシアンのようなメジャーな20世紀の作曲家の音楽も取り上げ、レパートリーをさらに拡げている。
ヤンソンスは、首席指揮者に就任して最初の2シーズンで、ハイドン、モーツァルトから、現代オランダの作品やヘンツェの新作に至るまで、広大な範囲の曲を指揮した。
■客演指揮者たち
アルトゥール・ニキシュ、カール・ムック、ブルーノ・ワルター、オットー・クレンペラー、ラファエル・クーベリック、ピエール・モントゥー、オイゲン・ヨッフム、カール・ベーム、ヘルベルト・フォン・カラヤン、ゲオルク・ショルティ、ジョージ・セル、カルロス・クライバー、レナード・バーンスタイン、サー・コリン・デイヴィス、クルト・ザンデルリンク、キリル・コンドラシン、カルロ・マリア・ジュリーニ、クルト・マズア、ロリン・マゼール、ズービン・メータ、そして名誉客演指揮者のニコラウス・アーノンクールらがコンセルトヘボウ管を客演指揮し、その一人ひとりがオーケストラの音とレパートリーの向上、発展に大きく貢献した。
■コンセルトヘボウ
建築家A.L.ファン・ヘントが設計したコンセルトヘボウは1888年4月11日に落成、その6ヶ月後の11月3日、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団が最初の公演を行った。コンセルトヘボウはその素晴らしい音響により、瞬く間に有名になった。1980年代には新しい棟が増築され、改築も行われた。近年になって大ホールの内装が全面的に修復されている。コンセルトヘボウは100余年にわたりオランダのクラシック音楽の中心であり、世界で最も多くの聴衆を集めるコンサート・ホールとなった。
■RCOライヴ
RCO Liveは2004年以降、RCO独自の独立レコード・レーベルとして、RCOがその本拠地コンセルトヘボウで行ったライブ録音だけをリリースしている。このレーベルでの録音は、首席指揮者ヤンソンスや、RCOを定期的に指揮している著名客演指揮者たちによるもので、演目はRCOのお馴染みのレパートリーとなっている交響曲はもとより、新作や知名度の低い作品も含まれる。RCO LiveからリリースされるディスクはCodaex(ベネルクス諸国、ドイツ)、ハルモニア・ムンディ(アメリカ、イギリス、フランス)、キング・インターナショナル(日本)で販売され、その他の国へはCodaex Belgiumから輸出されている。
■歴代の首席指揮者
1888-1895 ウィレム・ケス
1895-1945 ウィレム・メンゲルベルク
1945-1959 エドゥアルト・ヴァン・ベイヌム
1959-1988 ベルナルト・ハイティンク
1988-2004 リッカルド・シャイー
2004- マリス・ヤンソンス
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