オーケストラが定期的に特定のホールで開催する自主企画する演奏会を「定期演奏会」といいます。定期演奏会はそのオーケストラが独自に音楽的チャレンジをするためのメインの公演になります。また、定期演奏会以外の自主企画として「特別演奏会」があります。
定期演奏会はプロのオーケストラでは毎月1回程度行われることが多いのですが、人気のあるオーケストラではAプログラム、Bプログラム、Cプログラムのように複数日で行われ、また演奏会場ごとに別の定期演奏会を持つこともあります。
定期演奏会はそのオーケストラの芸術部門を統括する、音楽監督や常任指揮者によってプログラミングが決められます。音楽監督や常任指揮者が半分以上の回数の指揮を行いますが、それ以外は契約している客員指揮者やゲストとして別の指揮者が招聘されます。
プログラミングについては、定期演奏会ではオーケストラの芸術性の追究といった面が強く、大曲、難曲やなじみの作曲家の作品の中でも比較的演奏される機会が少ない楽曲が選ばれる傾向にあります。
定期演奏会のチケットはシーズンごとの連続チケットとして販売されます。そして、その購入者が定期会員と呼ばれます。定期会員の数が座席数より少なければ、その残券は前売りや当日券として一般売りされます。
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