ショパンの名曲ベスト

フレデリック・フランソワ・ショパン 
Frédéric François Chopin(1810- 1849)

ショパンは19世紀のポーランドの作曲家で、ピアノの詩人と呼ばれています。ショパンといえばピアノ曲の代名詞になるぐらい、それまでなかったピアノ音楽の新しい世界を切り開いた偉大な作曲家で、その名曲の数々は世界中の人々に愛されています。
ショパン

ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 Op.11

ショパンは、ピアノ曲の傑作作品を多く作曲していますが、ピアノ協奏曲は2曲のみです。2曲とも片思いのまま終わった初恋の人コンスタンツィア・グワドコフスカへの燃える思いのさなかに書かれました。ポーランド風の素朴な雰囲気とショパン独特の甘さを持っている人気の高い曲です。


幻想即興曲  

ピアノを習う人なら誰もが一度は夢見るショパンの名曲。そんな名曲の中でも誰もが真っ先に挙げるのがこの「幻想即興曲」でしょう。その軽やかなパッセージは1度聴いたら忘れることが出来ないくらい魅力的です。


軍隊ポロネーズ

ショパンの全作品中でも最も有名な作品で、ポロネーズの中では「英雄ポロネーズ」と並んで、ショパン名曲集の定番中の定番になっている名曲です。


ポロネーズ第5番 嬰ヘ短調 作品44

7曲あるポロネーズの中では第3番「軍隊ポロネーズ」、第6番「英雄ポロネーズ」、第7番「幻想ポロネーズ」と並びよく演奏される機会が多い、ショパン円熟期の最高傑作の一つです。


英雄ポロネーズ

ポロネーズ第6番変イ長調 作品53の通称。ショパンのポロネーズのなかで、最も演奏される機会が多い、ショパン円熟期の最高傑作のひとつです。ポロネーズとは「ポーランドの」を意味するフランス語で、3拍子のポーランドの国民的な民族舞踊で、婚礼や祭りなどのたびに歌ったり踊ったりされています。


幻想ポロネーズ

7曲あるポロネーズの中では第3番「軍隊ポロネーズ」、第5番、第6番「英雄ポロネーズ」と並びよく演奏される機会が多い、ショパンの晩年の傑作の一つです。


華麗なる大円舞曲  

このワルツ作品18はワルツ作品の第1作目で若いころの作品です。子犬のワルツと並んでショパンのワルツの中では特に有名な曲。ショパンらしい魅惑的な、明るく華やかな曲調で、当時流行していたウィンナ・ワルツの影響を受けているといわれています。


ワルツ第2番 変イ長調 作品34-1「華麗なる円舞曲」

華麗なる円舞曲作品34は3曲からなるワルツ集です。通称「華麗なる円舞曲」といわれているのはこの変イ長調作品34-1です。全曲を通して大変に華やかな曲で、規模内容ともに充実した有名なワルツです。


ワルツ第3番 イ短調 作品34-2

この曲は、作品34の3曲からなるワルツ集の第2曲で、ショパンがワルツの中でも特に気に入っていた作品といわれています。哀愁に満ちた甘く切ない情緒を感じる作品です。


子犬のワルツ

ショパンの恋人ジョルジュ・サンドの飼っていた小犬が自分のしっぽを追いかけてくるくる回る癖をもっていて、それをピアノで表現したワルツと言われています。中間部の優美さはまさにピアノの詩人ショパンの音の世界です。


ワルツ第7番 嬰ハ短調 作品64-2

ショパンの「ワルツ第7番嬰ハ短調作品64-2」は、標題はついていませんが、ショパンのワルツの中で最も優れた作品の一つです。ショパンの作曲技術の集大成ともいえる作品で、ショパンの晩年の心境がにじみ出る、華やかでありながら憂いに満ちた美しい曲です。


ワルツ第9番「別れのワルツ」

ワルツ第9番変イ長調作品69-1「別れのワルツ」は、ショパンが1835年に静養先のドレスデンを離れる時に作曲したワルツです。切なくロマンティックな旋律が魅力的で、青年ショパンの香り漂う感傷的なワルツです。


ワルツ第10番ロ短調 作品69-2

ワルツ第10番ロ短調作品69-2は、ショパンが19歳の1829年に作曲したワルツで、19歳の青年らしい感傷的な美しい旋律が印象的なワルツです。


ワルツ第13番 変ニ長調 Op.70-3

ワルツ第13番は作曲当時19歳だったショパンが恋心を寄せていたコンスタンティア・グワドコフスカに捧げたものと言われています。彼女を慕う熱い思いや、やるせない情熱が込められているようなそんな作品です。


ワルツ第14番 ホ短調「遺作」

ワルツ第14番は、速いテンポの明るく華やかなワルツで、ショパンのワルツの中でも演奏技術が高い作品ですが、華やかさがあり演奏時間も3~4分程度と短いことから、アンコールピースによく選ばれる曲です。


ワルツ19番 イ短調 「遺作」

「ワルツ19番」は2分程の短い作品ですが哀愁に満ちた名曲の一つです。演奏も比較的に簡単なため、ショパンを初め弾く方や、ワルツを初めて弾く方の入門曲として人気が高い曲です。


24の前奏曲」より第4番”ラルゴ”

24の前奏曲」はピアノの小品を集めた曲集です。その憂鬱なハーモニーは悲痛な叫びと深い悲しみを湛えています。ショパンの葬儀のときに演奏されたといわれています。


「24の前奏曲」より第7番 イ長調 作品28-7

第7番イ長調は第15番目の「雨だれ」とともによく知られている曲です。日本では胃腸薬の太田胃散のCMに使用されてよく知られるようになりましたので、どなたも一度は聞いたことがあると思います。


24の前奏曲」より 第15番”雨だれ”

24曲中最も有名な曲です。この曲が「雨だれ」と呼ばれるのは、同じ音が絶え間なく続く伴奏が雨だれのように聴こえてくるからでしょう。名古屋鉄道の特急用車両ではこの曲の最初の部分をアレンジしたチャイムが使われています。


黒鍵のエチュード

この「黒鍵のエチュード」は楽譜にフラットが6個(シ、ミ、ラ、レ、ソ、ド)つくため、右手は黒鍵ばかりのパッセージが延々と続くため「黒鍵のエチュード」と呼ばれています。


革命のエチュード 

祖国ポーランドの独立運動がロシア軍に弾圧されたという悲報を聞いて作曲されたといわれています。「革命」というタイトルはフランツ・リストによって名付けられました。激しい感じを持った曲で、激情的に上下する音階とたたきつけるようなオクターブの旋律で広く愛される左手のための練習曲です。


木枯らしのエチュード

木枯らしのエチュードはショパンのエチュードの中で最も人気が高く最高の芸術性を持つ名曲の一つです。そして、技術的に最も難しく、ショパンのエチュードの一つの頂点とも言える最高傑作です。


練習曲第3番「別れの曲」

ショパン自身が「生涯でこれほど美しい旋律を書いたことはない」と言ったといわれるように、ショパンの作品の中ではもちろん、すべてのクラシック名旋律の中でもよく知られている曲です。


エチュード第4番

このエチュード第4番は、ショパンのエチュード全曲の中でも演奏効果も高く、難曲として知られています。「のだめカンタービレ」でもこの曲が使われていました。


バラード第1番 ト短調 作品23

ショパンは生涯で4曲のバラードを作曲しました。バラード第1番はバラード第4番と並んで人気の高い作品です。いきなり低音がドーンと鳴り響き、オクターブで謎めいた旋律を奏でます。この大変印象的な第1主題でこの曲の虜になってしまう人も多いと思います。


バラード第4番 ヘ短調 作品52

ショパンは生涯で4曲のバラードを作曲しました。バラード第4番は名曲揃いのバラードの中でも特に優れていて、ショパンの作曲技法が尽くされており、円熟期の最高傑作の1つとされています。


スケルツォ第1番 ロ短調 作品20

スケルツォ第1番ロ短調作品20はポーランドを離れたショパンが最初に手がけた曲で、リストを思わせる激しく技巧的な曲で、若きショパンの激しい感情が随所にみなぎっている傑作の1つです。


スケルツォ第2番 変ロ短調 作品31

「スケルツォ」はイタリア語で「冗談」を意味し、陽気で速いテンポの3拍子のおどけた小規模な曲を指しています。ショパンは生涯で4曲のスケルツォを作曲しましたが、中でもこの第2番は最も有名です


ノクターン第1番 変ロ短調 作品9-1

ノクターン第1番作品9は3曲から構成されていますが、作品9-1はショパンのノクターンの中でも最初の作品で、豊かな情緒とロマンに満ちた美しい旋律はショパンの作品の中でも有名な曲の1つです。


ノクターン第2番 変ホ長調 作品9-2

ショパンのノクターンといえば、この第2番変ホ長調が代表になるほどよく知られている曲です。1956年のアメリカ映画「愛情物語」で用いられ、カーメン・キャバレロによるピアノは一世を風靡しました。


ノクターン第8番 変ニ長調 作品27-2

このノクターン第8番はショパンのノクターンの極致とでもいうべき作品で、魅惑的な旋律、精微な装飾音、仕上げの完全さにおいて非常に充実した作品で、最高傑作の一つに数えられています。


ノクターン第13番 ハ短調 作品48-1 

ノクターン第13番は、1841年、ショパン31歳の時に作曲されました。ショパンの円熟期の作品で、ジョルジュ・サンドとのノアンでの生活のなかで作曲され、心身が充実していた時期の作品です。


ノクターン第20番 嬰ハ短調「遺作」

なんともいえず切ない哀しげな響きをもった作品です。ショパンのノクターンの中では俗に「ノクターン」と呼ばれる第2番変ホ長調と並んで特に有名で、映画「戦場のピアニスト」やテレビCMでも使われている人気が高い曲です。


マズルカ第5番 作品7-1

マズルカ作品7は5つのマズルカ作品集ですが、中でも最も有名なのがマズルカ作品7-1です。溌剌とした軽快で明るい曲で演奏会でも頻繁に演奏されています。


マズルカ第36番 イ短調 作品59-1

マズルカ作品59-1は1845年に作曲された3つのマズルカ作品集の1曲です。ショパンのマズルカの最高傑作の一つです。嘆きかけるような哀愁に満ちた旋律は一度聞いたら忘れられません。


マズルカ第38番 嬰ヘ短調 作品59-3

マズルカ作品59-3は1845年に作曲された3つのマズルカ作品集の1曲です。ショパンのマズルカの最高傑作の一つです。短調の曲ですが爽快さも併せ持つ心地よい曲です。


アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調 作品22

この曲はショパンの管弦楽とピアノによる協奏曲的作品です。1831年に管弦楽とピアノによるポロネーズ部分が作曲され、後の1834年に前奏としてピアノ独奏による「アンダンテ・スピアナート」の部分が作曲されました。


ピアノ・ソナタ第2番より第3楽章「葬送行進曲」

第3楽章に有名な「葬送行進曲」が入っていることから「葬送行進曲つき」の副題でもよく知られている曲です。TVはもちろん映画やゲームに至るまで、誰でも一度は耳にしたことがある曲でしょう。


舟歌 嬰へ長調 作品60

「舟歌 嬰へ長調 作品60」は、1846年に作曲されたショパン晩年期の作品の中でも最高傑作の一つです。シュトックハウゼン男爵夫人に献呈されました。


チェロ・ソナタ ト短調 作品65

ピアノ曲以外ではあまり知られていないこの曲ですが、チェロ奏者にとってはいつか弾きたい憧れの曲の一つとして知られています。


序奏と華麗なるポロネーズ ハ長調 作品3

ショパンの室内楽作品は4曲だけですが、4つのうち3つがチェロとピアノのための作品で、ピアノの詩人ショパンがチェロも好んでいたことがうかがえます。情熱的で激しい感情の吐露がチェロで表現されています。


子守歌 変ニ長調 作品57

規模も小さく、単なる可憐な小品のようですが、左手の揺れるようなオスティナートにのって、4小節の主題が変奏されていく旋律は、独奏的な手法で彩られている傑出した作品です。




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