ジョアキーノ・ロッシーニ
Gioachino Antonio Rossini(1792- 1868)

歌劇「ウィリアム・テル」序曲
ウィリアム・テル序曲は「夜明け」「嵐」「静寂(牧歌)」「スイス軍隊の行進」の4つの部分に分かれており、特に最後の「スイス軍隊の行進」の部分は様々な音楽シーンで取り入れられています。トランペット、ホルンによるファンファーレが演奏され、ギャロップ調の行進曲が次第に高揚し、盛大なクライマックスで締めくくられます。
歌劇「セビリアの理髪師」序曲
現在でも頻繁に上演されるロッシーニの人気作品です。特に序曲は単独でしばしば演奏されます。オペラと言えば、愛、死、といった悲劇が多いのですが、このオペラ・ブッファは誰もが耳にしたことのある序曲を始め、ストレートに笑えるような仕掛けでいっぱいになっています。
歌劇「セビリアの理髪師」より“私は町の何でも屋”
「私は町の何でも屋」は、第1幕で理髪師のフィガロ(バリトン)が自分の自慢話を早口でまくしたてる場面で歌われる、喜劇オペラのアリアの中でも人気が高い曲です。
歌劇「泥棒かささぎ」序曲
「泥棒かささぎ」は、ロッシーニが1817年に作曲した「オペラ・セミセリア」です。現在では、歌劇「泥棒かささぎ」は殆ど上演されませんが、この序曲だけは演奏会で親しまれ続けています。