「スペイン狂詩曲」は、フランスの作曲家モーリス・ラヴェルが作曲した管弦楽のための狂詩曲。ラヴェル32才頃の作品で初めての管弦楽作品です。この曲は最初ピアノの連弾用として作曲されたものがオーケストレーションをほどこして「組曲」として出版されました。
ラヴェルの母親はスペインのバスク地方の出身で、ラヴェルは幼少時から母親の歌っていたスペイン民謡に親しんでおり、その影響から代表作の「ボレロ」や「スペインの時計」などスペイン情緒豊かな作品があります。
さらに、スペイン狂詩曲の持つスペイン情緒と、精美で華麗なオーケストレーションはリムスキー=コルサコフの「スペイン奇想曲」から大きな影響を受けたとされています。曲全体は第1曲「夜への前奏曲」、第2曲「マラゲーニャ」、第3曲「ハバネラ」、第4曲「祭り」の4曲からなっています。
ラヴェル:スペイン狂詩曲(管弦楽版)
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ラヴェル:スペイン狂詩曲
ヘルベルト・フォン・カラヤン