シューベルトの名曲ベスト

フランツ・ペーター・シューベルト 
Franz Peter Schubert(1797- 1828)

シューベルトは1797年オーストリアのウィーンに生まれた作曲家です。シューベルトといえば映画「未完成交響楽」や「魔王」を連想する人も多いと思いますが、わずか31年の生涯に、600曲を越す歌曲を書いたシューベルトは、その美しい歌曲の数々から「歌曲王」と呼ばれています。

シューベルト


 交響曲第7番 ロ短調 「未完成」 D.759 

「未完成」はシューベルトの交響曲中最もすぐれた作品であるばかりでなく、ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」、ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界」と並んで三大交響曲とも呼ばれ、世界中で最も人気がある交響曲の一つです。


歌曲集「冬の旅」 作品89 D.911

シューベルトは一般に3大歌曲集といわれる「冬の旅」、「美しき水車小屋の娘」、「白鳥の歌」を作曲したが、この「冬の旅」は中でも有名で、特に「菩提樹」がよく知られている。


歌曲集「冬の旅」より“おやすみ”

全曲の序曲ともいうべき「冬の旅」の第1曲目の“おやすみ”は、歩みを進めるような短調の伴奏に乗って、失意と勇気が交錯するような寂しさを感じる歌です。


歌曲集「冬の旅」より“菩提樹”

「菩提樹」は歌曲集「冬の旅」のなかでも一番有名な曲です。シューベルトの研究家リチャード・キャペルは、「ほとんど歌えないほど美しい」と述べています。


歌曲集「白鳥の歌」より“セレナード”

この「セレナード」はレルシュタープの詩によるもので、シューベルトの歌曲の中で最も有名なものの一つです。恋人に対する切々たる思いを、マンドリンを模した伴奏の上に歌いあげています。


ピアノ五重奏曲 イ長調作品114 ,D.667「ます」

1819年、シューベルトが22歳、まだ若々しく希望と幸福にあふれていた時期の名作として知られる。シューベルトの唯一のピアノ五重奏曲です。


4つの即興曲 作品90,D.899 より 第4番

シューベルトの晩年1827年頃に作曲したピアノ曲。色彩的な旋律美が美しく、ピアノ学習者の教材としても弾かれることが多い。


「魔王」 作品1,D.328

ゲーテの同名の詩に、少年期のシューベルトが触発され、短時間のうちに完成させたシューベルトの出世作。嵐の中を疾走する馬がすさまじい三連符のつらなりで表現され、それが作品全体の基本リズムとなっている。


楽興の時 第3番 ヘ短調 作品94,D.780

NHKのラジオ番組「音楽の泉」のテーマ曲としてもよく知られている、シューベルトのピアノ作品の中でも最も有名な曲。愛らしく親しみやすい魅力に満ちた曲で、アンコールピースなどとして弾かれる機会も多い。


幻想曲 ヘ短調 D.940

幻想曲ヘ短調は、シューベルト最期の1828年に作曲されたピアノ連弾曲です。曲は全体的にやや暗い雰囲気の中に哀愁帯びたメロディとその変奏で全曲が進みます。一楽章ですが全体は大きく4つの部分で出来ていています。


アルペジョーネ・ソナタ イ短調D821

シューベルトが6弦の弦楽器アルペジョーネのために作曲した作品。一度聴いたら忘れられないほどのその哀愁あふれる美しい旋律はシューベルトの曲の中でも際立っている作品です。


しぼめる花」の主題による序奏と変奏曲 D.802

シューベルトの連作歌曲集「美しき水車小屋の娘」の中より「しぼめる花」のメロディを主題として、翌年に自らフルートとピアノのための変奏曲としたものです。哀愁と儚さがただよう主題は、絶望感を感じさせることなく美しい変奏で表現されています。


アヴェ・マリア

美しい旋律で人気のあるこの「シューベルトのアヴェ・マリア」はグノー(バッハ)やカッチーニのアヴェ・マリアと並んで、三大アヴェ・マリアとされるほど人気の高い曲です。ディズニーの「ファンタジア」にも使用されています。


弦楽四重奏曲第13番 イ短調 「ロザムンデ」より第2楽章

「ロザムンデ」という俗称の由来は、第2楽章の変奏曲の主題が、劇付随音楽「ロザムンデ」の第3幕への間奏曲から転用されていることからきています。後期3大弦楽四重奏曲(第13番~15番)の1曲で、第14番の「死と乙女」と並んでよく知られた作品です。


シューベルトの子守歌

「シューベルトの子守歌」はシューベルトが19歳の時(1816年)に作曲した子守歌。日本語の訳で「眠れ、眠れ、母の胸に」という歌い出しで、よく知られている子守歌の名曲です。


死と乙女

「死と乙女」作品7-3 D531は、シューベルトの歌曲(リート)です。歌詞はマティアス・クラウディウスの同名の詩から採られ、死を恐れる乙女と死の神との短い対話が描写されています。


弦楽四重奏曲 第14番 ニ短調「死と乙女」 D.810

この「死と乙女」というタイトルは第2楽章が、自身の歌曲「死と乙女」の伴奏部分を主題とする変奏曲になっていることから付けられています。


「鱒」作品32、D550は、1817年、20歳になるシューベルトがドイツの詩人、シューバルトの詩「ます」に作曲した作品です。シューベルトの独唱曲としては大変人気の高い曲の一つです。


糸を紡ぐグレートヒェン

シューベルトにとって初めてのゲーテによる歌曲であり、この曲をもってドイツリートが誕生したとされています。翌1815年にはゲーテの作品に曲をつけた有名な「魔王」が作曲されています。


音楽に寄せて(楽に寄す)

音楽に対する愛と感謝の念を率直に表現した作品で、シューベルトの傑作の一つに数えられています。曲は極めて簡素ですが、静かでゆったりとした旋律が、聴く人の心を落ち着かせてくれます。


軍隊行進曲

「3つの軍隊行進曲」D733、作品51は、フランツ・シューベルトがピアノ連弾のために作曲した曲集です。第1番が特に有名で、ピアノ独奏、管弦楽や吹奏楽にも編曲されてよく演奏されています。


さすらい人幻想曲

「さすらい人」という名前は、第2楽章の変奏曲の主題が自作の歌曲「さすらい人」の主題を用いているのでこの名で親しまれています。シューベルトのピアノ作品としては高度の演奏技術を要する作品です。



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