マーラー:交響曲第1番ニ長調「巨人」

交響曲第1番ニ長調「巨人」は、グスタフ・マーラーが作曲した最初の交響曲です。マーラーの交響曲のなかでは、演奏時間が比較的短いこと、声楽を伴わないこと、曲想が若々しく親しみやすいことなどから、演奏の機会や録音がもっとも多い曲です。

「巨人」という標題は、ジャン・パウルの教養小説からとられています。1800年から1803年にかけて書かれた「巨人」は、主人公アルバーノが恋愛や多くの人生経験を重ねて、成長していく過程が描かれ、そこには当時ヴァイマール宮廷で活躍したゲーテに代表される文学者や天才主義に対する批判が込められていると言われています。

第3楽章の冒頭の主題がコントラバスだけによって演奏されます。この楽章は葬送行進曲のイメージで書かれたといわれますが、主題は童謡「フレール・ジャック」として知られるフランスの民謡です(日本では「グーチョキパーでなにつくろう」という歌詞がついて有名)。ティンパニの4度の下降の刻みに乗ってコントラバスが物憂く虚ろな印象の主題を演奏します。

マーラー:交響曲第1番ニ長調「巨人」より第3楽章

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